デザイナーだより vol.27

今回のデザイナーだよりは、激★魔宴召喚『貴方は私が守ります！ゆるふわ守護少女』で登場したネフィリムと、イベントクエスト『守りたいのは、その笑顔』で登場したニバス（バースト）と、ピックアップ召喚『流れる怒りそのままに！怒髪衝天の渡し守』で登場したサレオス（カウンター）について解説します！

ぜひ、ご一読ください！

ネフィリムはベヒモスと同様、特殊な設定のため鹿モチーフの耳と尻尾が生えています。また巨人になる設定から、衣装や武器も「鏡の国のアリス」をモチーフにデザインしています。実は元々大人しいデザイン感だったのですが、イメージコンセプトに合わせて大きく変更しました。

イラストやモーションに出てくる目玉達はメギド体の目がついてきたイメージで、ネフィリムに感化されてお洒落を楽しみ、自我を持っているイメージです。奥義モーションでは、チラっと前髪に隠れた第三の目も見えていますね…！

等身大の女の子らしさと巨人になるギャップを出したいなと思い、強そうな見た目というより、繊細な装飾を意識したり、可愛らしいレースを使うキャラをイメージしました。衣装につなぎ目が多いのは、巨人になったときに布が足りなくて端切をつなぎ合わせて作ったという裏設定があったりします。巨人になることがコンプレックスのキャラなので、持っている鞄の中身は女の子らしさを意識したお化粧道具のモチーフを詰め込みました。

★3では少し自信がなさげな表情になっていますが、進化イラストでは自分らしさを出していくイメージとなっています。手に入れた方は、★6まで育てていただけると嬉しいです！

ネフィリムのメギド体は鹿がテーマになっていて、体は大地を、たてがみは空をイメージしてデザインしています。

口が首についていたり、目が体についていたりと、キャラとのギャップを出したくて不気味な要素を強めにしています。進化前と進化後でかなりデザインが変わるのですが、生と死の間の美しさを出したかったので、あまり怖く見えすぎないよう気を付けました。

モーションデザインのコンセプトについて

リジェネレイト前のニバスは、楽しく愉快な道化師の雰囲気を出しつつ、いたるところにつけたベルトの装飾で物々しさを感じられるように制作していました。今回リジェネレイトするにあたって、物々しさの象徴でもあったベルトの装飾をぐんと減らし、反対にフリルの装飾を増やして、豪華で華やかなイメージになるようにデザインしました。そしてお腹部分の露出を増やし、ズボンをシンプルにしたことによってニバスの身軽さを表現しています。

実は鈴もアレンジして取り入れようと思ったのですが、戦う際に武器のオルゴールと鈴の音が混ざってしまうと思い、泣く泣く諦めました。★6ではさらに大きくイメージが変わるようなデザインを目指したので、まだ進化させていない方は是非育てて見てほしいと思います！

※公式Twitterによる「奥義モーション」でオルゴールの音色が視聴できます！

協奏型になるということで、オーケストラで演奏するようなクラシカルな正装をイメージして、シックな黒の衣装にチェンジさせてみました。ただ黒を全面に出しすぎると暗いイメージになってしまうので、ピエロ人形は逆に明るめの配色に変え、ニバス元来の明るく楽しいイメージを担保しています。

ヴィータ体では大きいオルゴールを武器にしていましたが、こちらは私達がよく目にする小さめのオルゴールのイメージでデザインしています。新しい「音楽」に出会ったワクワクした気持ちを感じていただけると嬉しいです。

※ニバス（バースト）が楽しそうな「勝利モーション」

リジェネレイト前のゆったりとした川の流れに身を任せるようなイメージから一転、今回バーサーク型ということで激しく水が落ちる滝の情景をコンセプトにデザインしました。緑色の羽織は森、茶色の腰布は苔むした岩、青色の腰帯は流れ落ちる水のイメージで、サレオス自身が一つの景観を表しています。サレオスの特徴といえる頭がより映えるように笠を背負わせました。奥義モーションでは笠を被った姿も見られるので通常時との違いを楽しんで頂けたらと思います！

足元は水で滑らないように長靴のような素材のブーツを履いています。元がゆったりしたローブの装いだったので、今回は動きやすさを重視して全体にすっきりとしたシルエットになるように意識しました。少し腕まくりをしているのがポイントなのですが、３Dでも布のたわみ感など細かく再現されているので（※参考：勝利モーション）是非注目して頂けると嬉しいです！

武器は荒々しく船を漕ぐ姿に合うように、カヌーで使われるパドルをモチーフにして斜めにカットした形状にデザインにしています。別案でコートにするパターンも考えたのですが、サレオスらしいゆったり大らかなイメージも残したかったので羽織にしています。

折角なので、今回別案の衣装案も紹介しますね！左が別案で、右が採用案です。

バーサークの印象にするために鋭利なシルエットを取り入れて、要所に鮮やかな色味を加えることで凶暴性が感じられるようデザインしました。

リジェネレイト前の少しツルっとした丸みを帯びた鱗から、ゴツっとしたトゲ感のある鱗に変化させて荒々しさを表現しています。「水難で亡くなった霊の集合体」という元のデザインコンセプトは保ちつつ、仄暗い水底で泳ぐイメージから、荒波に乗って激しく泳いでいるような迫力のあるイメージにしました。

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