デザイナーだより vol.12

ゲーム内イラストの情報を中心に『メギド72』のデザインの解説をお届け!今回はリジェネレイト特集です。

2019/01/30 18:00
今回のデザイナーだよりは、リジェネレイト特集として、ヴィネ(ラッシュ)、アスタロト(バースト)、レラジェ (ラッシュ)、アンドラス(カウンター)のデザインについてデザイナーの米倉・中山より解説いたします! また、アンドラス(カウンター)のモーションについてはモーションデザイナーからも解説をいただきました。ぜひ、ご一読ください!
目次
ヴィネ(ラッシュ)
ヴィネ(ラッシュ) メギド体
アスタロト(バースト)
アスタロト(バースト) メギド体
レラジェ (ラッシュ)
レラジェ (ラッシュ) メギド体
アンドラス(カウンター)
アンドラス(カウンター)メギド体

ヴィネ(ラッシュ)

※掲載キャラクターは★3のものになります
中山:

今回はタクティカルソートがハイドロボム型ということで、水の感じを高めるため装飾品や模様などに水滴のシルエットを多用しています。

また、ラッシュなので元の衣装より動きやすく身軽な感じになるようにノースリーブや開けたデザインにしています。衣装は、お姫様が雨乞いをする際に着る衣装のイメージで、スカートと羽衣の金装飾は砂漠、スカートの水色の模様は雨をイメージして、砂漠に雨が降るのを願うような思いが秘められたデザインにしてみました。

★6では布や踊り子のイメージから、より大きくシルエットを変え天女のような身軽な印象を目指してみました。モチーフも睡蓮の花や水滴が跳ねる波紋、クラウンを追加し、黄色の土台部分はメギドにある砲台をイメージしてみました。

武器は側面から見えると傘のようなシルエットをしていて、ラッシュなので元のものよりも軽めに見せるために、色を白くアウトラインをシンプルにしています。あくまでも雨乞いの儀式イメージの物なので実用的ではないイメージで制作しました。

色のバランスも青系統でまとめましたが、どの青も髪の毛の色がしっかり映えるようにバランスを取りつつ差し色で赤茶色や金色などを入れて配色しているのがこだわりポイントです!

ヴィネ(ラッシュ) メギド体

※掲載キャラクターは★3のものになります
中山:

ヴィータ体同様に、水感を強めたデザインとしてダム、滝、オアシスをモチーフにデザインをしています。

元のデザインにもある浮遊しているパーツから雨が降り、無尽蔵に降り続く雨が、岩盤の内側に溜まり、3段構造のダムのようになっています。

元は大きな要塞城でしたが、今回はギミックとして面白い構造にできればと思いデザインしています。モチーフに合わせるため、目は潜水服のような格子状にしていて、ギザギザの甲羅の隙間からも滝のように水が流れ出るようにして見ました。

口からも強力な攻撃をしますが、周りにある大砲でダムに溜めた水を放出し攻撃するイメージです。

細かいところですが、ヴィータ体の額の装飾や首元の宝石、顔を覆うフード風の布など、ヴィータ体と合わせたデザインにしているのもポイントだったりします。

アスタロト(バースト)

※掲載キャラクターは★3のものになります
米倉:

リジェネレイトアスタロトは、メガネのイメージを強調し学者風にデザインしています。

頭に本をモチーフにした学者帽をのせるイメージだったのですが、動いたときにずり落ちないよう、ニット帽で止めるデザインになりました。

上着は大学の卒業式で着るようなガウンをベースにして、胸元のインナーも開いた本をイメージしてストライプ模様にしました。

武器は学者つながりで虫眼鏡をベースに、元のノコギリのイメージを組み合わせています。

スタイル的にぱっと見は斧で重そうな一撃感と、下のリールを回すと刃が回転するのでチェーンソー(ノコギリ)だよという感じでデザインしてみました。

★3のデザインについては、アスタロトのチャームポイントの眼鏡をクイッと上げて、賢い感じのポーズイメージで制作しています。

虫眼鏡なので、頭から垂れている飾りが拡大されていたりします。

アスタロト(バースト) メギド体

※掲載キャラクターは★3のものになります
米倉:

メギド体では元のメギドをベースに、アスタロトの武器に使ったノコギリ刃を、モヒカンのようにつけてみました。

また、スタイルに合わせてより攻撃的に見えるよう、各パーツのシルエットをさらにギザギザにし、全体の色合いもキャラに合わせて黒くしています。

胸の飛び出ている部分の形状は本のモチーフをイメージしており、真ん中には虫眼鏡をイメージした装飾をつけてみました。

全体的に無機質で冷たい感じと、知的な部分が見えるといいなと思いデザインしています。

レラジェ (ラッシュ)

※掲載キャラクターは★3のものになります
中山:

今回のリジェネレイトは、「バトルスタイルはラッシュで点穴を扱う」ことだけ決まっていました。その後、社内で検討し、元々のレラジェのデザインからより弓道の印象をつけたいと思い「和」ベースで行こうということになりました。

弓道の「正射必中」という考え方と、一番の敵は不安になる「自分の心」いうことを和の弓道というモチーフで表現し、そのモチーフが「点穴」というところとリンクできると良いなと思いデザインしました。

「正射必中」とは「正しく射られた矢は必ず的に当たる」という意味なのですが、これをデザインに落とし込む際、まず考えたのが大きく安定感のある和弓を持たせることでした。あまり重量感がありすぎるのも女性だから違うな! と思い、中央に安定感を持たせるために扇を置いてバランスとったデザインにしています。また、「正しく射る」部分には重量感のある弓だけではなく動きやすく狙いを付けられやすい構造が良いと思い、右腕だけ服や鎧がないアシンメトリーな衣装にして、和弓に合わせて烏帽子、サラシ、扇を取り入れています。

キャラの本体のデザインと合わせて、印象的に芸術的な繊細さもありつつ鋭く力強い! というのが表現出来ているといいなと思います。

ピーターは実は当初エリマキトカゲ案もあったんです(笑)。キャラのアイデンティティーとキャラ性を守るために、基本デザインはそのままにレラジェのデザインに合わせて、ピーターには今回色を黄色系に変えてもらいました。ピーターとレラジェの一体感はすごく大事にしたところです。

全体的に色が黄色系になったのは、元々緑の色イメージのレラジェを一度払拭したかったからです。

私自身、元の緑色もすごい好きでものすごく悩んだんですが、モチーフとレラジェの綺麗な髪色が映える配色にアレンジしてみました。

大好きなキャラクターなので、完成まで描かせてもらえてとても良かったです。リリース時期がたまたま1月でちょっと和風スキンみたいに見えてしまったのがタイミング的に少し申し訳ない部分ではございますが、今後もレラジェが愛されるキャラであるといいなって思ってます!

レラジェ (ラッシュ) メギド体

※掲載キャラクターは★3のものになります
中山:

メギド体は本体のデザインに合わせた和風要素として帽子の形状や装飾のデザイン、扇を持たせるなど、上品で少し静かな印象を持たせてみました。

何気にサラシを巻いているのもポイントだったりします! 今回のリジェネのコンセプトとして、「点穴」という一撃必殺にもなる強力な攻撃と、それをしっかり正しく的(敵)に確実に当てるため勢いよく向かう動きより、落ち着いているイメージです。

前回は帽子の裏が蛇型になっていたのですが、今回は肩から流れる布の先端が蛇になっています。全体の色のイメージも本体が引き立つように紫色に変えてみました。

弓のデザインは、ヴィータ体と同様で高級感を出すために漆塗りで艶々したイメージで作成しています。

矢がたくさんあるのはあらゆる方向をカバーしているのもそうなのですが、扇が開いたような印象を矢が均等に配置された表現になるようデザインしました。

アンドラス(カウンター)

※掲載キャラクターは★3のものになります
米倉:

アンドラス(カウンター)は、元のマッドサイエンティスト感を服装のモチーフにも取り入れたデザインにしてみました。

イメージとしては、標本や解体が趣味な生物学者で、緑色の手袋は手術着のイメージで配色してみました。

白衣の内側には毒を持つ蝶や蛇等の生物が針で標本にされていて、上着の表に針が飛び出ています。

最初は足や腕に鎧がついていたり中世の雰囲気が強かったのですが、元のアンドラスも服の文化圏が気持ち現代風なので、最終的にこの形に落ち着きました。

武器については、今回はアンドラスのイメージから、毒をもつサソリの針にしました。

元のアンドラスは耳に針をさすというやばい行動をとるのですが、今回は毒があるぶん更にえげつなくなっている気がします……(笑)。合わせて片メガネなども正面から見るとサソリの形になるようにしています。

また、なんといっても3Dのモーションもすごくかっこよくて、キラキラしたアンドラスが見れるので何回も動画を見てしまいます。

一番衝撃だったのは奥義モーションで、まさかアンドラスからアンドラスが出てくるなんて……! 本当に発想がすごいです。今回、モーションについてのコンセプトもお聞きできればと思い、メディア・ビジョンのモーション担当の方にお話を聞いてみました!


―― アンドラス(カウンター)のモーションや演出について教えてください!

アンドラスには、さわやかで社交的なのに、危うさが滲み出ているといった二面性を感じたので、2部構成にしてギャップの表現を目指しました。

実際にモーションとカメラ作成の際には直接過ぎる描写は避け、手術に見えるように気をつけてあります。

変身の際には手元や顔は見えずとも、彼の喜びを伝えられるようなモーションを意識しました。

▲アンドラスの奥義モーション3Dモデル

メギド体に変身後は毒手のような左腕の脈を自身で刺激して攻撃を放つイメージで、攻撃のエフェクトには効果である毒と病気に合わせた色が含まれてます。

また一部モーションとエフェクトにはモチーフがあります。 冒頭ノリノリなアンドラスの背後に現れてるエフェクトは心電図で、その後の膝で滑りはライブのパフォーマンス、そして指トンはお医者さんの打診をイメージしています。

アンドラス(カウンター)メギド体

※掲載キャラクターは★3のものになります
米倉:

元のメギドをベースに、リジェネアンドラスのデザインに合わせて「サソリ、生物学者、標本」をモチーフに加えています。

裏で暗躍するような雰囲気にするため、服が破れ気味だったり、針がいろんなところから出ていたり、全体的にパンクな感じも取り入れてみました。

実はポーズもサソリの構造に合わせてデザインしており、顔をサソリの針に見立てて、足のはさみから顔にかけて体を大きくブロック分けしたイメージで描いています。

左手の手のひらの白い模様は蝶をイメージしていて、生物学者が蝶を分析しているようなイメージで描いています。また、目の部分もレンズを重ねると倍率が上がる仕様になっていたりします。

胴体はホルマリン漬けの瓶標本のイメージで、用途に合わせてチューブを使い攻撃をしかけるようなデザインです。


―― デザイナーだよりのリジェネレイト特集、いかがでしたでしょうか?

それでは、次回の更新もお楽しみに!

タイトル メギド72
ジャンル 絶望を希望に変えるRPG
対応OS iOS/Android
推奨環境 iOS8以上 / Android 4.4以上
(RAM2GB 以上) ※一部端末除く
価格 アイテム課金制
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