プロデューサーレター vol.15

いつもプレイしていただきありがとうございます。
メギド７２プロデューサーの宮前です。

寒い日が続きますが、日が延びてきたのを感じており、徐々に春に向かっていますね。
そんな中、私のシトリーはクリスマス衣装のままでして、だいぶ季節感のない状態です。

直近、復刻イベントが2つ続き、新規プレイヤーの方からは「嬉しいです！ありがとうございます！」などのコメントも頂きました。
こちらこそ、ありがとうございます。

…が、年末年始のイベントが長かったこともあり、初期からの長期プレイヤーでもある私やスタッフたちも、思いのほかダレてしまったのは事実…。

持っていることで、戦略的な広がりを感じられるメギドをイベントで配布していたという経緯もあり、新規プレイヤーが増えたこのタイミングでイベントの復刻を続けました。
（正直、開発として少し時間が欲しかったのもあります。）
ただ、昨年の前半から遊び続けてくれている方からすれば、既知の内容…。
プロデューサーとしては焦燥感でいっぱいでした。

それもあって、先日から始まった新イベントはやはり、新鮮で楽しいですね！
サキュバスの奥義とか本当にギリギリまで制作・調整をしており、メギドスタッフの拘りを改めて感じました。
ただ、奥義の時のBGMの調整が間に合わず、次回のアップデートに修正します。
まだイベントを未プレイの方は是非遊んでみてください！！

更新感が鈍化していて、大変心苦しいのですが、長期的な発展も考えているので、少し時間をください。
長期運営ができるゲームとしてすべきことと、今楽しんでくれている方に2ヶ月後も遊んで貰える内容、そしてゲーム以外の施策も企画し、アプリ内外で楽しめる状況を作り上げます！

というわけで、今回のレターは大きな新情報がなく、恐縮なのですが…、
開発の状況などを簡単にレポートさせてください。

◆レイドバトルについて

開発を進めていたレイドバトルですが、先日テストプレイをスタッフ間で行いました。
ある程度できており、悪くない手応えを感じています。
早くリリースしたいという気持ちに負けて、不出来のものを出さないよう開発もがんばっています。
今は生みの苦しみのタイミング！
ここからは調整段階にはなりますが、メギド７２らしいコンテンツに仕上がるは、もう少しかかると思います。
GW前後のリリースを目指したいと思います。

◆長期プレイヤーのやることない問題

昨年TVCMを実施したこともあり、多くの方がプレイを始めてくれました！
ただ、これまでよりプレイヤーのレベルや進捗の差は大きくなりました。
ゲーム攻略に対する理解度や対応できるアセットの幅の差も踏まえ、ゲーム難易度の調整もケアする必要があります。
長期プレイヤーに合わせた調整をすると新規プレイヤーの方は突破困難になってしまう…。
かと言って、新規プレイヤーを意識してイベントを調整してしまうと、長期のプレイヤーからすれば1日で終わってしまう…。
長期プレイヤーの方の「やることがない」という声も課題として捉えております。

ブラウザ時代のゲームと違い、大きな施策をすぐに入れられない現状もあります。
運営では、想定以上のタスクが発生し、開発だけの時のように進捗しないことがままあります。
また、高クオリティのグラフィックや高度なプログラム、またそれらが活きるゲーム設計は容易ではありません。
デバッグにも時間を要しますし、できたアプリを審査に出して初めてリリースできます。

リリース時に同僚から「このクオリティで本当に運営するの？」って言われた言葉が今になり刺さります…。
ただ、何かしら対策したいと思い、アイデア出し会議を実施！
そして、少し変化を感じられる下記を実装します。

◆スモール アップデート情報！

①高難易度のメギドクエストの設置
②新バトルAIの実装

①高難易度のメギドクエスト
これは、メギドクエストのEXの上位を作るイメージです。
一旦簡単に調整したものをテストプレイしてみたら、これが結構おもしろい！
報酬目的というよりはチャレンジ要素的な立ち位置なると思います。
敵に応じたパーティをどう組むか、手持ちのメギドたちの使い方をフルに活かすイメージが持てます。
早ければ3月末には公開を目指していきます。

②バトルAIの改修
こちらは、担当者が以前からコツコツと準備してくれていたものを実装します。
ドラフトフォトンの思考が改善されており、オーブも使用してくれます。
勝てる相手にはオートでプレイしていることも多いと思います。
オートでのプレイを促したいわけではないのですが、オーブの使用があるので、これまでよりオートを意識したパーティ編成が面白くなります。

また、7章以降の敵にも、調整したAIを適応させる予定です。
敵のドラフトフォトンの思考も新しくなることで、同じ敵のステータスでも難易度は高くなります。
ただ、これまでのクエストへの導入は、体感が変わるので適応させません。
こちらは、実装できるタイミングで改めてお伝えさせてください。

◆シナリオのクオリティについて

昨年末のコミケなどでご意見としていくつかいただきました。
メインライターとこれについて話合っており、体制やフローを見直し、今後の改善ができるように動いています。
「メギド７２」のストーリー展開は会話劇で成り立っていて、心理、風景などの描写をキャラクターたちの会話で表現しています。
誰のどんな言葉によって状況を展開していくのか。
私の目からみるとすごく高度なスキルだと思います。
各キャラの性格にマッチした言葉で、ストーリーや世界観の設定を読み手に理解させるための、キャラクター配置と進行を管理しながら創作していくことは容易ではありません。
リリース時から人数も増え、複数人いるチームでの制作として、各メンバーの考えをディスカッションしながら各キャラや設定を作りながら進めております。
どういう体制でどのように進めたらいいかなど、まだ手探りなところもあります。
「メギド７２」のバラエティあるストーリー展開とクオリティを保てるようにしたいです。
6章3節も早めに出したいと伝えてはいますが、遅れるかもしれないとは言われており、クオリティと納得感を優先でいいと伝えています。
今後はより計画的にリリースできるよう整えていきたいです。

◆メギドのボイス

話は少し変わりますが、メギドはフルボイスではないですが、ログイン時など多様なセリフがあります。
ただ、リリース時に意識していなかったメギドの日などは、ボイスやセリフがもありません。
ダンジョンの会話も他愛無い会話がいいと思っていたましたが、ストーリーをシリアス路線に変えたことで、イベントや一部のダンジョンでしかマッチしなくなり、聞ける場所が限定的になりました。
そこでボイスの種類も増やしていこうかと考えています。
ただ、追加したい要素をピックアップして収録監督に相談したら3ヶ月かかると言われ…。
一旦精査中ですが、できるだけ追加していきます。
ストーリーのフルボイス化までは考えていませんが、各所でメギド達の個性をより感じられるようにしたいです。

◆新規のメギドについて

また、最近メギド男女比の偏りや、衣装の露出度が高いものが多いとのご指摘があることも把握はしています。
昨年の秋ごろから、この意見を意識するようになりましたが、その時以前に着手していたデザインが最近登場しています。
これから設計していくものは、これまで以上に意識していきます。
全体のバランス感、もちろん欲しいと思ってもらえる魅力は意識しているが、セクシャル性だけで購入を促す気はないです。
カワイイ、カッコイイと言ってもらえるキャラも作りたいですが、全て万人ウケする必要もないと考えています。
個人的には、エクスペンダブルズみたいに強そうなオジサンを盛っていきたいですが…、
ここはまぁ、自重しています。
個性豊かなキャラの集合体が「メギド７２」というタイトルを表すような形に仕上げていきたいです。

◆UIの改修について

UI改修も進めていきます。
リリース時やちょっとした改修時に良かったものが、使い慣れると不便なところが見えてくるものです。
オーブの強化や管理がスムーズだと、戦略的な思考がスムーズになり、ゲーム体験を引き上げると思ってます。
より使いやすいUIを目指してプランしていきます。

◆最後に

「メギド７２」というタイトルで実現したいことは、ゲーム発の新規IPタイトルとして、コミック、アニメ、グッズなどマルチに展開できるファンをつくること。
今年はビジネスパートナーをつくることも進めていきたいです。
いち早く一緒に動いてくれるパートナーを探し展開しても、これが形になるのは、たぶん早くても半年から1年くらい先になるでしょう。
それまでしっかりと現状のゲームサービスを育てることを真剣にやっていきます。

そしてゲーム内のコンテンツ拡充を目指して、頑張ります。
ただし、できるだけクオリティやプレイ感を保てるようにも努めます。

ユーザーインタビュー会など、皆さんのご意見をいただける場も作っていきます。
前回の開催からだいぶ時間が経ってしまいましたが、こちらも定期開催を目指して進めていきます。

引き続き、応援してください。
よろしくお願いします。

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プロデューサーレター vol.13

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