デザイナーだより JOYSOUND直営店コラボ記念特別号③
ゲーム内イラストの情報を中心に『メギド72』のデザインの解説をお届け!
2024/03/30 18:00
今回のデザイナーだよりは、JOYSOUND直営店とのコラボを記念して、コラボドリンクになったメギドの歌唱衣装を解説!最終回の第3弾では『Can’t Go Back』のロキ(ラッシュ)、『ゲェム愛者の狂想曲』のバールベリトについて解説します!
ぜひ、ご一読ください!
ぜひ、ご一読ください!
ロキ(ラッシュ)『Can’t Go Back』
リジェネレイト後の衣装感をベースに「ステージの悪魔」というコンセプトを追加してアレンジしています。
「ステージの悪魔」は、リジェネレイトイベント「聞かせてくれ、お前の歌を」にてロキをライバル視する歌手に名付けられたもので、ロキ本人は『イカした名前だ』という反応でしたが、客観的にロキのステージをみたときに悪魔的に見えると解釈しました。
悪魔っぽく見えるように荊でできたツノや、上着の裾を悪魔の羽のシルエットのように見せています。
衣装の各所には、歌詞の要素も取り込みながらデザインしました。
メイクは目尻に赤みを入れて、涙をモチーフにした模様を入れています。
服のインナーには「黒〜赤」のグラデーション。黒は暗闇の中で答えを探し続けていたロキが、暗い舞台袖から輝くステージへ進んでいく姿をイメージし、赤は髪色の「紅」と、歌を知り答えにたどり着く中で血が滾る様子からとりました。
構想段階ではドレスにも見えるようなシルエット案も出していましたが、ふと、ライブ中に幻獣がステージに乱入した場合を想像しました。曲に合わせて踊るような激しい戦闘で、ピンヒールのサイハイブーツを履いた足の綺麗なシルエットが際立つようにしたくて、上着の裾はどんどんスタイリッシュになりました。
余談ですが、ロキならすぐに履きこなすとは思うものの、慣れないヒールに最初は驚いたんじゃないかな…でもアジトにはヒールを履き慣れたメギドがたくさんいるので、歩き方や魅力的な立ち方のコツを教えてもらえそうだな…などと考えていました。
「ステージの悪魔」は、リジェネレイトイベント「聞かせてくれ、お前の歌を」にてロキをライバル視する歌手に名付けられたもので、ロキ本人は『イカした名前だ』という反応でしたが、客観的にロキのステージをみたときに悪魔的に見えると解釈しました。
悪魔っぽく見えるように荊でできたツノや、上着の裾を悪魔の羽のシルエットのように見せています。
衣装の各所には、歌詞の要素も取り込みながらデザインしました。
メイクは目尻に赤みを入れて、涙をモチーフにした模様を入れています。
服のインナーには「黒〜赤」のグラデーション。黒は暗闇の中で答えを探し続けていたロキが、暗い舞台袖から輝くステージへ進んでいく姿をイメージし、赤は髪色の「紅」と、歌を知り答えにたどり着く中で血が滾る様子からとりました。
構想段階ではドレスにも見えるようなシルエット案も出していましたが、ふと、ライブ中に幻獣がステージに乱入した場合を想像しました。曲に合わせて踊るような激しい戦闘で、ピンヒールのサイハイブーツを履いた足の綺麗なシルエットが際立つようにしたくて、上着の裾はどんどんスタイリッシュになりました。
余談ですが、ロキならすぐに履きこなすとは思うものの、慣れないヒールに最初は驚いたんじゃないかな…でもアジトにはヒールを履き慣れたメギドがたくさんいるので、歩き方や魅力的な立ち方のコツを教えてもらえそうだな…などと考えていました。
ポージングは、歌う直前にライブを成功させる誓いのキスをマイクにしながら、目線は観客達に向けて「お前ら、今から盛り上げてやるから覚悟しろよ」と心の中で唱えつつ静かに狙いを定めているイメージです。
ロキといえばレザー素材!ということで、布の質感にとてもこだわりました。ぜひみていただけると嬉しいです!
『Can’t Go Back』の視聴はこちらから
ロキといえばレザー素材!ということで、布の質感にとてもこだわりました。ぜひみていただけると嬉しいです!
『Can’t Go Back』の視聴はこちらから
バールベリト『ゲェム愛者の狂想曲』
「ゲーム」について歌詞で多く触れられていることから、「カジノのディーラー」「ゲームマスター」とイメージを膨らませていきました。
差し色である紫と青系の紫は、メギド体から持ってきています。また、バールベリトといえばペリビット!シナリオ内でも遊んでいた彼の好きなゲームのひとつ!ということで、ペリビットモチーフの模様も衣装の各所に散りばめました。
バールベリトらしさを出しつつフォーマルな印象にまとめようと試行錯誤しました。最初お腹をしまおうかな…と考えたのですが、隠したら「遊び」がなくなり、キャラクター性や曲調と比較しても真面目になりすぎてボツにしました。
「メギドのカジノ」でミノソンたちが思い浮かび、インナーはチャイナ服をモチーフにしました。
手元に何もないときに、ボタンで遊べたら面白いかもしれない…とボタンはペリビットの石の形にしています。(いざ本当にボタンを引きちぎったらフォカロルが飛んできて説教されそうですが…。)
個人的に、ポイントなのはマスクです。曲を初めて聴いたときから、バールベリトの歌唱衣装をデザインするなら絶対に眼帯はマスカレードマスクにしてアレンジしよう…!と思っていたので、実現できて嬉しかったです。マスクを起点に、構想も比較的固まりやすかったのを記憶しています。
ハットは、通常サイズだとバールベリトのふよふよした髪の毛が見えなくなるため小さめにして、装飾にメギド体の小さい羽をつけています。
髪型は最後まで悩みました!歌詞の「crazy game」、遊びもやりすぎると「毒になる」という点。そして元のデザインコンセプトでもあるマッドサイエンティスト感から毒々しさを連想。サソリをモチーフにした三つ編みに決定し、帽子とのバランスを考えてかたちを決めていきました。
ライブ中はあちこち動き回りそうだなと考え、両手を開けるためイヤホンマイクにしています。
差し色である紫と青系の紫は、メギド体から持ってきています。また、バールベリトといえばペリビット!シナリオ内でも遊んでいた彼の好きなゲームのひとつ!ということで、ペリビットモチーフの模様も衣装の各所に散りばめました。
バールベリトらしさを出しつつフォーマルな印象にまとめようと試行錯誤しました。最初お腹をしまおうかな…と考えたのですが、隠したら「遊び」がなくなり、キャラクター性や曲調と比較しても真面目になりすぎてボツにしました。
「メギドのカジノ」でミノソンたちが思い浮かび、インナーはチャイナ服をモチーフにしました。
手元に何もないときに、ボタンで遊べたら面白いかもしれない…とボタンはペリビットの石の形にしています。(いざ本当にボタンを引きちぎったらフォカロルが飛んできて説教されそうですが…。)
個人的に、ポイントなのはマスクです。曲を初めて聴いたときから、バールベリトの歌唱衣装をデザインするなら絶対に眼帯はマスカレードマスクにしてアレンジしよう…!と思っていたので、実現できて嬉しかったです。マスクを起点に、構想も比較的固まりやすかったのを記憶しています。
ハットは、通常サイズだとバールベリトのふよふよした髪の毛が見えなくなるため小さめにして、装飾にメギド体の小さい羽をつけています。
髪型は最後まで悩みました!歌詞の「crazy game」、遊びもやりすぎると「毒になる」という点。そして元のデザインコンセプトでもあるマッドサイエンティスト感から毒々しさを連想。サソリをモチーフにした三つ編みに決定し、帽子とのバランスを考えてかたちを決めていきました。
ライブ中はあちこち動き回りそうだなと考え、両手を開けるためイヤホンマイクにしています。
「盤上を支配する者(ゲームマスター)」とキーワードを決めていたので、それに見合うようなポージングにして、舌を出すほうがバールベリトらしいと思いつつも、せっかくの歌唱衣装なので歌っているような表情にしてみました。
『ゲェム愛者の狂想曲』の視聴はこちらから
『ゲェム愛者の狂想曲』の視聴はこちらから
おまけ:「メギドの腹筋」
衣装解説とは少しずれてしまうのですが、今回解説したロキ(ラッシュ)とバールベリトを例に、少しだけ「メギドの筋肉」について語りたいと思います!
ロキはシュッとしていて、比較的華奢なほうに属している(細身ですがガリガリすぎず、ムキムキでもなくバランスよく引き締まっており、舞台に立つプロとして綺麗に魅せるように体型維持管理され、筋肉として目立たず華奢に見える)と分析しました。
バールベリトは、よく行動を共にする周囲の大柄で屈強なメギドたちと比較すると隠れがちですが、そこそこ筋肉質な体型(ただしムキムキで屈強というわけではなく、戦闘によって鍛えられた筋肉の存在感はしっかりありつつも細身にも見える絶妙なボディライン)をしているなと思いました。
この違いがしっかり魅力的に映り、引き立つ衣装にしよう!と考えて歌唱衣装を制作しました。
また、同じ腹筋でも体系の差や筋肉の質感、厚みの差を、アニメ塗りという線と陰影の入りにかなりの制限がある手法でどう表現するか試行錯誤しました。
このように、お腹など露出があり筋肉描写が必要なキャラクターはハックやマルチネ同様、「筋肉の個」にこだわって制作しています。衣装イラストだけでなく、普段見る立ち絵などでもぜひ見比べていただけると嬉しいです!
ロキはシュッとしていて、比較的華奢なほうに属している(細身ですがガリガリすぎず、ムキムキでもなくバランスよく引き締まっており、舞台に立つプロとして綺麗に魅せるように体型維持管理され、筋肉として目立たず華奢に見える)と分析しました。
バールベリトは、よく行動を共にする周囲の大柄で屈強なメギドたちと比較すると隠れがちですが、そこそこ筋肉質な体型(ただしムキムキで屈強というわけではなく、戦闘によって鍛えられた筋肉の存在感はしっかりありつつも細身にも見える絶妙なボディライン)をしているなと思いました。
この違いがしっかり魅力的に映り、引き立つ衣装にしよう!と考えて歌唱衣装を制作しました。
また、同じ腹筋でも体系の差や筋肉の質感、厚みの差を、アニメ塗りという線と陰影の入りにかなりの制限がある手法でどう表現するか試行錯誤しました。
このように、お腹など露出があり筋肉描写が必要なキャラクターはハックやマルチネ同様、「筋肉の個」にこだわって制作しています。衣装イラストだけでなく、普段見る立ち絵などでもぜひ見比べていただけると嬉しいです!
―― 『Can’t Go Back』と『ゲェム愛者の狂想曲』の歌唱衣装、そしておまけの筋肉解説でした。
※歌唱衣装の解説は不定期で公開予定です。
それでは、次回の更新もお楽しみに!
マナナンガル、ホワイトデー衣装(2024)、コンセプトアート『星が、落ちる時』
JOYSOUND直営店コラボ記念特別号
歌唱衣装『Burning in chaos』、歌唱衣装『郷想懐響狐歌』
歌唱衣装『この歌響け』、歌唱衣装『狭間の世界のソリロキー』
「デザイナーだより」一覧
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前回のデザイナーだよりマナナンガル、ホワイトデー衣装(2024)、コンセプトアート『星が、落ちる時』
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