デザイナーだより JOYSOUND直営店コラボ記念特別号②

今回のデザイナーだよりは、JOYSOUND直営店とのコラボを記念して、コラボドリンクになったメギドの歌唱衣装を解説！第2弾では『Burning in chaos』のアスモデウス（ラッシュ）、『郷想懐響狐歌』のフーリーチンについて解説します！

ぜひ、ご一読ください！

アスモデウスの堂々とした立ち振る舞い、敵を蹂躙していくような過激なセリフと曲調の激しさ…この圧倒的強者が纏う服とは…？と考えたときに「混沌の女王」というワードが頭に浮かんだので、この言葉をコンセプトにデザインを進めていきました。
「宴の時間だ！」混沌の女王が開催したパーティー会場は混沌に包まれていた…。「豚ども！」「皆殺しタイムだ！」響き渡る女王のお言葉から繰り広げられる惨劇…。そんな場面を想像しながらデザインしています。
全体の色味は、燃え盛る炎を表現したいなと思い、アスモデウスの髪先のような深い赤を体の中心に来るように選びました。
前から見たときは足の輪郭を見せて普段のアスモデウスの印象を残しつつ、後ろからはスカートがなびいたときに、より大きく強者に見えるように長いドレスのようなシルエットにしています。
袖の形状も、目の前の敵を薙ぎ払いながら戦う姿のカッコよさに溢れたパワーを表現したかったので、髪とともに大きく揺れるシルエットを取り入れました。
頭にはメギド体の目をあしらえたクラウンを乗せています。

『Burning in chaos』の視聴はこちら

曲の雰囲気に合わせた神秘的でオリエンタルな衣装をデザインしていきました。
着物などのアジア系の伝統衣装をベースにし、フーリーチンが引き継いできた時の流れを表現するために、しなやかな曲線を多めに取り入れてまとめています。
柄や装飾のモチーフには、歌詞にある月や雲、星などの自然的な表現を盛り込んで、柔らかな布地を用いてゆらゆらとした印象を出せるようにしました。
お酒やダジャレが好きという、楽しい・賑やかな一面も表現したくてキラキラさせようとも考えましたが、陽気な部分が出すぎると全体的に違和感が出てしまうな、と少し悩みました。
最終的に、ステージ衣装のような煌びやかさを追加することで、雅やかで上品な印象は変えずフーリーチンの明るさを表現できたと思います。
髪型は柔らかな輪郭が出るように全て下ろしています。
表情も、いつものからからと笑う明るい顔ではなく、歌に合うように儚げで艶のある印象にしています。
水面に月が浮かぶ河のそばで、夜風に髪を撫でられながらこの歌を詠んだのかな…と情景を想像しながら制作しました。

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――　『Burning in chaos』と『郷想懐響狐歌』の歌唱衣装解説でした。

※歌唱衣装の解説は不定期で公開予定です。

それでは、次回の更新もお楽しみに！

■バックナンバー

前回のデザイナーだより
歌唱衣装『この歌響け』、歌唱衣装『狭間の世界のソリロキー』

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