【2023年メギドの日】デザイナーだより特別号「イラストができるまで③」
2023年メギドの日を記念した特別号として、公式Twitterにて公開したメギドの日カウントダウンイラスト(公式ファンアート)のメイキングを公開します!
2023/08/02 18:00
カウントダウンイラストのメイキング、3回目は「あと1日」のイラストです!
「あと1日」メイキング
皆様こんにちは。『メギド72』デザイナーのぬまです!
いつもあたたかい応援をありがとうございます!おかげさまで、なんと、6回目のメギドの日を迎えることができました…!
ひとえに、ユーザーの皆様のおかげです!本当にありがとうございます!
もはや恒例となりました「デザイナーだより特別号」、少しでも楽しんでいただけましたら幸いです!
いつもあたたかい応援をありがとうございます!おかげさまで、なんと、6回目のメギドの日を迎えることができました…!
ひとえに、ユーザーの皆様のおかげです!本当にありがとうございます!
もはや恒例となりました「デザイナーだより特別号」、少しでも楽しんでいただけましたら幸いです!
①制作工程:構想
大まかにキャラ配置、ライティングを決めるためにラフを起こします。
現時点で描き込まれていないメギドも、頭ではこの辺りに配置しようと決めており、一旦手前のメギドを描いてから構図を決めようとラフ工程はあとに回しています。
今回は、縦横比もテーマも全て自由でしたので、かなり構図に迷いましたが、最終的に「漫画っぽい構成にしたら面白いんじゃないか?」と閃きました。
そして、漫画なら時間の経過も描けると思い、上から時系列のようなイメージで、メギドたちの当日の活動をラフに起こしました!
と、ここで「漫画なので縦長!」と簡単に決めてしまった事を強く後悔しました…。縦横比が自由なのに、なぜ72にちなんだサイズにしなかったのか…。次回に反省点を活かしたい所存です。
実は、今回は線画などの工程を経ず、こちらのラフからひたすらに描き込む方法をとったため、工程ごとの紹介ができなくなりました。
そして全員スタンダードな浴衣、あるいは甚兵衛なので、模様等は実際に描きながら考えていました。
浴衣の模様で悩む様子も含めて、大まかな構図ラフ以降のタイムラプスを最初から最後まで取っておりましたので、そちらも掲載できればと思います!
大まかな工程の解説をすると、
①最初にざっくりライティングを決めた構図のメモのようなラフを起こします。ここで絵の完成形がイメージできるように色味を作っておきます。
②ひたすら色味をスポイトで拾いながら、立体や質感を詰めていきます…!
③最終加工(色味の微調整、その他精度上げの調整)
となります。今回タイムラプスとして公開したのは②の工程となります。
②制作工程:1コマ目
※動画内の作業工程はタムス、ネルガルです。
花火の準備をする技術士として派遣されたネルガル、タムスですが、タムスが最後の最後まで配線の調整にこだわり、時間がかなり押しています。
ネルガルは先に作業を終え、タムスを待っています。
予定より遅れてしまったせいで、明かりも足りず苦戦するタムス。そこへ、時間が押していることに気付いたプルフラスが、明かりがわりのブラブナと一緒に様子を見に来てくれました。
普段、装飾はシンプルだけど機械に囲まれているネルガルを身軽にするのはとても楽しく、なおかつかなり新鮮な気持ちでデザインを考えられました。
タムスは健康的な筋肉量をしているので、甚兵衛を着ることで露出した足や腕を健康的に描くのにこだわりました。
集中するために下駄を脱ぎ捨てて素足になっているのもポイントです。
プルフラスは浴衣の色味に迷い、リジェネレイト前の茶色系か、リジェネレイト後の白系か…。と描きながら悩んでましたが、白いほうが涼しげで良いな!と思い、白を選びました。
こちら、せっかくなので一緒に花火を見れたらよいな!と思いまして、オマケイラストを描いてみました。
③制作工程:2コマ目
※動画内の作業工程はアリオクです。
1コマ目で準備していた花火が上がり、それを桟敷席から眺めるアリトン、アリオクの2人です。
アリオクは、アリトンが淹れたお茶であれば普通に飲んでくれそうだなとは思うのですが、
慣れない和装と靴を脱ぐ仕様の部屋という、普段と違う環境から、衛生面で少し不安を覚えているイメージでした。
そんな中現れたアリトンが、わざわざお茶の準備をしてしまうのではないかと思い、気を遣わなくて良いと話します。
アリトンも「ソロモン様がいらっしゃらないのであれば…」と気を遣ったのか、素なのか、真意は読めないですがそんな内容でやんわりと返します。
アリオクは気を遣ってくれたにせよ、素だとしても内心そんなアリトンに感謝しつつ、そのまま2人で花火を見ているようなイメージでした。
浴衣で花火大会なので、アリトンもゆっくりしてほしいなぁという意図と、ソロモンの前でもないので、普段のピシッとした立ち姿より、少しラフな立ち姿になるようにしました。
アリオクは、実は一番最初に描こうと決めたメギドでした。和服姿、絶対に似合うだろうなぁ…から今回の絵は始まりました。
涼しげにひらりと翻る浴衣の袖から覗く、機械の右手のギャップが凄くカッコいいなと思ったのも理由の1つです。
うちわの模様は、アリオクのメギド体が持っている矢の矢羽を矢絣模様にアレンジしました。
その後、アリオクの気が済むまで徹底的に分厚い手袋やマスクをしたうえでお茶を淹れ、アリトンも一緒に寛ぎながら飲むイメージのオマケイラストです。
④制作工程:3コマ目
※動画内の作業工程はフォカロル、ダゴン、メルコムです。
花火が上がる中、屋台はメルコムの計画どおり、盛況な様子です。
フォカロルはメルコムに「アジトの資金調達や」と、なんやかんやで丸め込まれての参加。一緒に手伝っていた他のメギドたちが何かと理由をつけてどんどんいなくなってしまい、いつのまにか1人でかき氷をひたすら作る係になっていました。
そこに訪れたのはダゴン。鬼のような速度で次々ととんでもない数のかき氷を注文していきます。
「いちご味を5つでしょー、メロン味は…」
メルコムも「おおきにおおきに!」と手際よく次々とオーダーを受けるうえに、オススメのアレンジメニューなんかも提案します。
2人の様子を見て焦るフォカロルは、果たしてオーダーを全て作り切ることはできるのか!
…そんな様子を、隣の怪しげなお面屋さんが見つめていました。というようなストーリーイメージでした。
頭の中では、フォカロルが次々と入るかき氷のオーダーを頑張って作るゲームがあったら面白いな…なんて考えながら描いていました。
たまにダゴンが来店すると、一気に注文が入るため難易度が爆上がりして…などなど。
ダゴンの浴衣は、ラフの段階で以前にインスタグラムであげた浴衣と色合いが似てしまっていたので、ちょっと印象を変えたいなぁと着彩をしながら模様を考えました。一回浴衣全体を白く塗り、その後乗算で模様や色を調整しています。
⑤制作工程:4コマ目
※動画内の作業工程はチンロン、ブネです。
一方その頃、屋台横の休憩スペースは熱気に包まれていました。
お酒が入った大人達が、何やら騒いでいる様子で、「東のチンロン!西のブネ!負けられない東西対決!」と銘打って腕相撲大会が開催されています。
どちらが勝つか、賭けて楽しむメフィストと、審判に選ばれてしまい、半ば呆れながら付き合うフリアエと楽しそうなヌリ。
ブネもお酒が入ってしまっているため、普段なら牽制するところですが、チンロン相手にシンパシーを感じたのかノリノリです。チンロンも、売られた勝負を真面目に正々堂々と買ってしまいました。この騒動を止めるメギドは周囲にいません。
西と東のドラゴン対決!果たしてどちらが勝つのでしょうか。
というストーリーイメージでした。
こちらのコマだけ、他のコマよりも温度が上がって見えるように色味や効果を工夫していました。
もちろん、筋肉のもりもり具合にもこだわりました。
⑥制作工程:5コマ目
屋台から少し離れたところには、初めてのかき氷に挑戦するガギゾンがいます。
誰かの勧めで渋々、(美味しいとは聞いていたので)内心では少し期待しながら一口食べてみます。
案の定キーンと頭痛を起こしてしまい、「なんだこの食べ物は…!ヴィータはこんな食べ物を軽々と食べているのか…!」と驚愕しています。
そんなガギゾンに、ブルーハワイ味のかき氷を勧めるリヴァイアサン(よくある頭痛なので特に気にしていない)、二人と一緒にかき氷を食べながら、花火を見上げ、ヴィータの文化も中々興味深いものだ…と考えるルシファー…というストーリーイメージでした。
このイラストの中で、最も大きく描かれるメギド達なので、それぞれの浴衣のシワの質感はかなり試行錯誤していました。
和服のシワの入り方は普通の洋服と比較するとかなり特殊なので、気を遣ったポイントです。
ガギゾンの表情のニュアンスには結構こだわっていて、ギャグ顔にしすぎず、でもクスッとくるような表情のラインを探っていました。
リヴァイアサンは自分で食べる前に「イェーイ!楽しんでる〜?!」とガギゾンに絡んでいるイメージだったため、舌を青くしていませんでした。
他案ではそれぞれのかき氷の色に染まった舌を楽しげに見せるショットも考えていたのですが、ガギゾンが一緒に舌を出してポーズを決めてくれる気がせず、自然に舌を出してもらうにはリヴァイアサンに絡まれた衝撃で、「うげ」と舌を出す…?などと考えました。
でもせっかくのカウントダウンイラストで、しかも一番大きく入るメギドの表情としてはどうなのか…とボツにしていました。
かなり悩んだので、オマケイラストとしてお披露目できればと思います!
終わりに
皆様いかがでしたでしょうか。
このイラストに登場しなかったメギドも、どこかで屋台フードを満喫していたり、射的をしていたり、のど自慢に出演したり、盆踊りに参加したり、はたまた祭り会場から少し離れたところで涼んでいたり、それぞれにどこかで何かを楽しんでいるかもしれません。ぜひ想像を膨らませてみていただけると嬉しいです!
さてさて。
ご存知の方も多いと思いますが、7/1に初めてのインスタライブを行いました!ご視聴いただいた皆様、ありがとうございます。楽しんでいただけましたか?
本当に初めての試みで、アートチーム一同、わたわたしながら当日もギリギリまで準備をしました。
テストライブをしたらフィルターが掛かってしまって取れなくて焦ったり、テストライブと間違えて本番を始めてしまいそうになり、「待った待った!!」と全員でパニックになったり、ライブ内で話題にしましたがPCが突然落ちたり…。
そんなこんなで開始前は「口からニスロク飛び出しそう!!!」と緊張でガタガタしておりましたが、皆様の温かいコメントに支えられまして、リラックスして、私自身も楽しむことができました…。本当にありがとうございました!
あれからこまめに「ホゾーン」をして「エガキエル」にならないように気をつけています。保存するたびにいただいたコメントを思い返して、日々の業務のモチベーションにしています!
そしてメギドライブフィーバーもみなさんご覧いただけましたか?
高画質版もyoutubeにアップされましたので、ぜひ見てみてくださいね!
可愛い、カッコ良すぎてスクショが止まりません…。
特にアスモデウスがリジェネレイト衣装に変わる瞬間の演出に「ヒィーッ!?」と声を出してしまいました。
皆様も、お気に入りのシーンやカットはありましたか?ベストなスクショが撮れたらぜひ、SNSなどで共有して楽しんでくださいね!
他にも、Twitterでは皆で一緒に楽しめれば…とアイコンジャック企画を開催中でした。
ですが、これから最も楽しめる時間…!というタイミングでTwitterのAPI制限がかかり…盛り上がりをとても楽しみにしていた中で、すごく悔しい思いをしていました。本当に悔しかったです。
そんな中でも、皆様がたくさん発信してくださったおかげでトレンド入りをしたり、API制限が緩和されてからも、盛り上がりを作ってくださる方、ファンアート展に投稿してくださる方(投稿いただいた作品は全て拝見させていただいております。ありがとうございます!)、それぞれに不自由な中でもメギドの日をできる範囲で精一杯お祝いしようとしてくださっている皆様を目の当たりにし、涙が出るくらいありがたく、とても励みになりました。本当にありがとうございました。
これからも、少しでも皆様に恩返しができるよう、また72周月(6周年)にむけて誠心誠意努めていきますので、『メギド72』をどうぞよろしくお願いいたします!
―― ぬまによるイラストメイキングでした!メギドの日記念のデザイナーだより特別号は今回で最終回です。最後までお付き合いいただきありがとうございました!
■【2023年メギドの日】デザイナーだより特別号
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