デザイナーだより vol.73

ゲーム内イラストの情報を中心に『メギド72』のデザインの解説をお届け!

2023/07/07 18:00
今回のデザイナーだよりは、現在開催中の激★魔宴+召喚『ありったけを、このステージで』で登場のロキ(ラッシュ)とイベントクエスト『聞かせてくれ、お前の歌(ことば)を』のコンセプトアートについて解説します!

ぜひ、ご一読ください!

目次
ロキ(ラッシュ)
ロキ(ラッシュ)メギド体
コンセプトアート『聞かせてくれ、お前の歌(ことば)を』

ロキ(ラッシュ)

※掲載キャラクターは★3のものになります
歌手として、さらに一歩踏み出して成長した姿としてデザインをしました。
リジェネレイト前はロック一色でしたが、そこから才能がどんどん開花し、歌う曲の幅も広がったイメージです。全体的にクラシカルな模様や装飾を増やし、少しヤンチャな印象から重厚感がありつつ落ち着いた雰囲気にしました。
リジェネレイト前はあえてダボダボとした衣服の着せ方をして少し幼さを出していましたが、成長してタイトな衣装を纏うようにしました。
マネージャーや港町の人々に出会った頃の、いわゆる下積み時代の思い出や繋がりもとても大切にしていると思ったので、上着の模様や厚底ブーツなどの細かいパーツのデザインベースはリジェネレイト前と大きく変えないようにしました。
スピーカーは悪魔の羽のような形状のデザインにし、原典の邪神らしさを増すようにしています。
また、布の靡き方やポージングで、全体的に高貴でどこか優雅な印象が出るようにこだわりました。
★6は、「魔王」をテーマにしています。


ロキ(ラッシュ)メギド体

※掲載キャラクターは★3のものになります
ヴィータ体と同様に、歌手として成長した意図から、リジェネレイト前と比較するとシックで落ち着いた色味になっています。
才能がどんどん花開くというコンセプトと、ロキのデザインコンセプトであるV系との親和性から、全体に薔薇の花の装飾をつけています。
歌うことに幸せと喜び、意義を見出したイメージなので、頭部の女性も楽しそうな表情で、テンション高めにしています。
リジェネレイト前同様に、スピーカー役の赤ちゃんも盛り上げています。
頭部の女性の口角が上がると、逆に口角が下がって見えるのもこだわりのポイントのひとつです。

モーションデザインのコンセプトについて

ライブが軸となっている性能だったので、全体を通してライブパフォーマンスをコンセプトにした演出で統一感を出しています。
ただポーズを決めるだけでも絵になってしまうので、ハンドジェスチャーの振り付けを多くして、画面内の動きの情報量を担保するように意識しています。
キャラクターデザインにひらひらが増えてやや扇情的な雰囲気を醸し出していたので、随所に艶っぽい印象のポーズを入れて前回よりも大人びた空気感を出すようにしてみました。
特に腰回りは大げさにクイッと出すようにしています。

[スキル]
ライブ曲が共有される前にある程度の草案は考えていて、振り付けなどの詳細は曲が来てから決める流れで制作を進めました。
逆光の展開は事前に考えていたものですが、歌詞と相まって儚さを出せたと思うので、上手くはまってくれて良かったです。
冒頭は、曲の切ない雰囲気を細かい動きで情緒的に表現し、激しいギターが鳴り響くのに合わせてポーズをビシッと決めるところでライブが「始まった」感を強調する演出になったと思います。

[覚醒スキル]
荒々しくスピーカーを踏み込み、魂のシャウトで敵のハートを粉砕します。
リジェネレイト前を含めて奥義以外で唯一の攻撃演出なので、攻撃的な印象にこだわっています。
指を差す演技の意図としては「お前に俺の声を届けてやらねぇからな!」というニュアンスと同時に、敵を指し示すことで明確な攻撃対象がいることを伝える目的があります。
同じ叫ぶ演出だった前回のスキルは、上方向に体を反らしていたのですが、今回は前傾して力を入れて、敵の方向に声を飛ばしているという点を強調しました。

[奥義]
性能がライブ状態に紐づいているため、スキルから続くライブの延長のような演出にしています。
曲の使用箇所は終盤のフレーズなのですが、ここは個人的に歌詞がロキらしいことを歌っていて印象的だったということと、曲の締めで敵にとどめを刺すという流れが展開としてすっきりまとまるな、と思い決めました。
歌詞に「Loki Rock You」があったので、どこかで使いたいと狙っていた”L(oki)字サイン→コルナサイン”の振り付けを入れました。奥義の変身直前に組み込むことで歌手であるロキが本来の姿(悪魔)に戻る流れを体現できたかな、と思います。
公式Twitterによる「奥義」モーション

[勝利]
演出全体を通して歌い続けているので、勝利演出では歌い切ったところをメインに据えて演出を考えていきました。
冒頭のカメラに手を伸ばすところは、アートチームが以前描いていたロキのイラストにインスピレーションを受けて採り入れてみました。
きらめく汗や激しい呼吸の描写で、バトル中全力で歌っていたことを表現しています。
投げキッスについては、以前ファンが喜ぶから…と教えられたことを受け売りでやっているので、仕草が持つ意味はそこまで理解しておらず、あくまで振り付けの一種として行っています。
前回はマイク(ロキを救ってくれた歌という概念)へのキスでしたが、今回は仲間やファンなど、相棒(マイク)だけではない、自分を支えてくれた周囲に対する感謝の気持ちを表現したのかもしれません。
公式Twitterによる「勝利」モーション


―― ロキ(ラッシュ)のデザイン解説でした!激★魔宴+召喚『ありったけを、このステージで』は、2023/7/10(月)14:59まで開催です!

続いて、イベントクエスト『聞かせてくれ、お前の歌(ことば)を』のコンセプトアートの解説です!

コンセプトアート『聞かせてくれ、お前の歌(ことば)を』

ロキが青い炎に包まれて衣装がリジェネレイト後に変化していく瞬間の様子を描いています。
元々、リジェネレイト後のデザインは布の靡き方が綺麗に見えるような衣装にしていたので、その延長線で炎の軌道が綺麗に見えるようにこだわりました。炎の発光感にもこだわっています。
今回のイベントは「この言葉、君に届け」の続編となっており、ロキとマネージャーの関係に変化が生じるものでもありました。
「この言葉、君に届け」の終盤に描かれていた、舞台で輝くロキと、路地裏で倒れるマネージャー。この明暗が今回のイベントに繋がる、ふたりの立ち位置を物語っているように思えました。ストーリーが進むにつれて明暗が交わるのか、さらに濃くなってしまうのか…ドキドキ感やハラハラ感を出したくて、マネージャーとロキがいる空間のコントラスト差にはかなりこだわりました。
ロキの表情はどこか穏やかですが、憂いを帯びたような表情にも見えるようにして、マネージャーとは背中合わせにもなるような構図にしています。
背後のメギドたちは、カイムの司会に始まり、たくさんのメギドが舞台に上がるイメージです。カイムの手を始点に広がっていくような絵作りを心がけました。

そして、今までのコンセプトアートの中でも珍しく、楽しげな表情をしているソロモンの表情にもこだわりました。
せっかくの音楽祭なのに、メギド72を束ねる長として奔走している様子でしたが、最終的には音楽を楽しめていたのもあり、イラストでもがっつり楽しんでもらおうと思い、満面の笑みにしています。

ロキ(ラッシュ)全身イラスト

実は、メギドの日特別番組 第二部のエンドカードとして、コンセプトアートの全身版も作成しておりました。…実際のエンドカードでは全身をお見せすることができなかったので、ここで公開します!
コンセプトアートとは、表情とスピーカーの有無が異なっています。

ロキの目線は、常に冷ややかになるように描写時は気をつけており、今回も目線には非常にこだわりました。
スピーカーの配置も、翼に見えるようにしています。
一歩踏み出しながらリジェネレイトしていく変化の途中を描写しているので、リジェネレイト前のベルト等が残っている部分もこだわりのひとつです。

■メギドの日特別番組

第一部:
メギドライブフィーバー ~KAWAIIIIでchaosな"みんなで"みるユメなのじゃ!~
第二部:
メギドライブフィーバー ~みんなで後夜祭SP配信なのじゃ~


―― イベントクエスト『聞かせてくれ、お前の歌(ことば)を』のコンセプトアート、ロキ(ラッシュ)全身イラストの解説でした。

それでは、次回の更新もお楽しみに!

■バックナンバー

前回のデザイナーだより
Instagram不定期カウントダウンまとめ、ソロモン新衣装(2023)

「デザイナーだより」一覧



タイトル メギド72
ジャンル 絶望を希望に変えるRPG
対応OS iOS/Android
推奨環境 iOS11.0以降 / Android5.0以上
(RAM2GB 以上) ※一部端末除く
価格 アイテム課金制
今すぐダウンロード