【2024年メギドの日】デザイナーだより特別号④記念イラスト2枚目(後編)
2024年メギドの日を記念した特別号として「記念イラスト」の解説を公開します!
2024/08/01 18:00
今回のデザイナーだよりは、2024年メギドの日を記念した特別号の第4弾として、Xに投稿された記念イラストができるまでを解説!
ぜひ、ご一読ください!
ぜひ、ご一読ください!
始めに
皆様こんにちは。『メギド72』デザイナーのぬまです。
イラストができるまで、前回は各所のアップバージョンやシチュエーション解説をしていきましたが、今回は衣装の解説です。
前回分をまだ読んでいない方がいらっしゃいましたら、あわせて楽しんでいただけますと幸いです!
【2024年メギドの日】デザイナーだより特別号③記念イラスト2枚目(前編)
衣装
早速、各メギドの衣装ラフ画とデザインコンセプト等を紹介します!
衣装は、イラストを制作しながら1日3人〜9人くらいのペースでデザインしていました。
ウェパル、サルガタナスは2人とも海にまつわるメギドなので、マーメイドドレスをベースにデザインしました。
ウェパルは華奢な体型なのもあり、ベルトを締めてより細身なスタイルを際立たせ、足元のボリュームあるフリルとのコントラストをつけることでリズムを持たせました。
サルガタナスは、より知的に見えるように寒色系のメイクをしつつ、スカートに深いスリットを入れて、サルガタナスらしい強気な印象を出しました。
シャックスは、動きやすく、それでいて普段より少し大人っぽく見えるようなデザインにしました。髪の毛を下ろして垢抜けた雰囲気を出しつつも、足元はミドルブーツにしたり、シャックスらしく軽やかな印象になるようデザインしました。
ウァサゴは、バイオリンが演奏しやすいよう上半身は軽めにして、スカート部分に少しだけボリュームを出しました。ステージ上をバイオリンを持って移動する姿がかっこよくなるようにしました。
バルバトスは、やはりチェロを演奏するので肘から手先には装飾は入れず、楽器を演奏していても見える胸元などにレース素材や薔薇のコサージュのついたジャボをあしらいました。また、普段のジャケットやシャツを連想するデザインにしつつも、フォーマル感が出るようにまとめています。
衣装は、イラストを制作しながら1日3人〜9人くらいのペースでデザインしていました。
ウェパル、サルガタナス、シャックス、ウァサゴ、バルバトス
ウェパル、サルガタナスは2人とも海にまつわるメギドなので、マーメイドドレスをベースにデザインしました。
ウェパルは華奢な体型なのもあり、ベルトを締めてより細身なスタイルを際立たせ、足元のボリュームあるフリルとのコントラストをつけることでリズムを持たせました。
サルガタナスは、より知的に見えるように寒色系のメイクをしつつ、スカートに深いスリットを入れて、サルガタナスらしい強気な印象を出しました。
シャックスは、動きやすく、それでいて普段より少し大人っぽく見えるようなデザインにしました。髪の毛を下ろして垢抜けた雰囲気を出しつつも、足元はミドルブーツにしたり、シャックスらしく軽やかな印象になるようデザインしました。
ウァサゴは、バイオリンが演奏しやすいよう上半身は軽めにして、スカート部分に少しだけボリュームを出しました。ステージ上をバイオリンを持って移動する姿がかっこよくなるようにしました。
バルバトスは、やはりチェロを演奏するので肘から手先には装飾は入れず、楽器を演奏していても見える胸元などにレース素材や薔薇のコサージュのついたジャボをあしらいました。また、普段のジャケットやシャツを連想するデザインにしつつも、フォーマル感が出るようにまとめています。
バフォメット、ヴィネ、ツルギ
バフォメットは、普段の格好から14〜15世紀頃の中世を連想し、そのあたりの時代のヨーロッパのドレスをイメージしてデザインをしました。また、こういう場ではコネ作りを頑張りそうだなと考え、パーティにあわせ、しっかりTPOをわきまえて来た、というような印象が出るように意識し、フォーマル感が強い印象にしました。
ヴィネは、こういった場には1番慣れているのだろうなと考え、ちゃんとパーティの趣に併せて来るだろうなと考えました。上半身はヴィネらしく、すこしエキゾチックな印象にしつつも、全体的にクラシカルにまとまるようにしました。
ツルギは、異国から来た要人という印象が出るようにしました。ただ、ツルギも西の文化をリスペクトし、和洋折衷ならぬ、東西折衷な衣装をカクリヨで仕立ててもらったという裏設定があります。赤や金色のラインで星家らしさも出し、カクリヨの長、星家当主、両方の印象が出るようにしました。髪飾りは先代カガセオのツノをイメージした色味にしています。「父上も一緒に楽しみましょう」と、父の存在を感じて少し安心しているようなイメージです。
プロメテウス、アスラフィル、グラシャラボラス
プロメテウスは、普段のアイドル然とした印象とは違った印象にしたいと考えました。ストーリー内で「歌姫」と称されるのもあり、歌姫感を全面に出そうと考えました。綺麗なソプラノを披露しているイメージだったので、シックな印象にまとめました。イラスト内では、プロメテウスのみ全身がほぼ見えている状態だったため、プロメテウスの衣装を軸に、他のメギドの衣装もデザインしていきました。
グラシャラボラスは、こういう場でも髪型同様に、おしゃれにも気を使いそうだと思い、タキシードをベースにしたシンプルな衣装の中に、サスペンダー、蝶ネクタイ、アームバンドとおしゃれ要素を入れました。ヘアアレンジも迷ったのですが、鏡の前でビシッとセットしている姿が浮かび、リーゼントにしました。
アスラフィルは、パンク&ゴシックのイメージでデザインしました。おそらく会場よりもステージにいる時間の方が長そうだとも考え、どんな舞台にもあうように、フォーマルの中に舞台衣装の印象も感じさせるデザインにしました。
ベルゼブフ、ガギゾン、エウリノーム、プルソン、マスティマ
ベルゼブフは、元々騎士というデザインコンセプトがあったため、騎士感のあるデザインにしました。メギド体がハエトリ蜘蛛モチーフなので、蜘蛛を彷彿とさせる装飾を散りばめています。
ガギゾンは、そんなベルゼブフの従者というイメージだったので、髪の毛も普段とは異なりシンプルにまとめ、色味や装飾感をベルゼブフに合わせて、少しお揃い感を出しつつ、模様でガギゾンらしさを出そうと思いました。
エウリノームはなぜか最初から「父兄の仮装」というテーマが頭にあったので、授業参観で教室の後ろに立っている保護者感を出そうと思いました。髪の毛も普段より少し下側でまとめて、シンプルなスーツにしました。
ジャケットを腕に抱えているほうがより父兄感が出るかな?とも思ったのですが、ジャケットの価値もあまりわかっていなさそうでそのイメージがわかず…。どうしようか考えていたところ「宴の直前に幻獣退治。戦いに邪魔だから脱いでどこかに置いてきた」シーンが目の前にあらわれ、しっくりきたのでジャケットなしにしました。
対してプルソンは年相応に動きやすそうな印象にしようと、ジレーでシンプルで軽やかなデザインにしています。エウリノームと並んだときに親子感が出るようにも意識しました。
マスティマは、普段は男装の麗人の印象ですが、こういう場ではしっかりドレスを着てくれそうと思ってドレスにしました。普段の騎士的な振る舞いから「戦乙女」というワードが浮かび、そこから神話時代を彷彿とさせるドレスにしました。
ヴェルドレ、アスタロト、ウァラク、リリム、ムルムル
ヴェルドレはベリーダンスの衣装の雰囲気を混ぜながらデザインをしました。踊っているときに足のラインと衣装のはためきが綺麗に見えるような衣装にしたいと考えていました。
アスタロトは、勝利モーションの雰囲気から、バブル時代のイメージが強く、当時の女性のスーツのようなタイトなシルエットにしつつ、髪の毛を束ねて首元をスラッと見せることで、踊っているときに全身のシルエットが美しく見えるように意識しました。
ウァラクは、髪の毛のシルエットが大きいので上半身はシンプルなシルエットにしています。その分、フラメンコ衣装のようなフリルの付け方で下半身の動きにボリュームを出してリズムをつけました。
リリムは、リジェネレイト後の衣装のシルエット感を踏襲しつつ、髪の毛を結わえたり、首元をすっきりさせることで垢抜けた印象を出してみました。モーションの踊りも腕の動きがメインだったので、腕にヒラヒラとした布をつけて、踊り中に布の動きも綺麗に見えればと思いました。
ムルムルは、アラビアンなテイストとドレスの黒色で普段より大人っぽく見えるようにしています。透け感ある布に散らばるラメが、月光に反射してキラキラ光っていたら綺麗だろうなと思いながらデザインしていました。
ロキ、バールベリト、オレイ、カスピエル
バンド組は全員それぞれのモチーフの眼帯をつけて、連帯感を出しています。
ロキは薔薇の形の眼帯をつけています。髪の毛も少しウェーブをかけ、後頭部でまとめています。色味と腰の露出部分は、プロメテウスと「姫と悪魔」というコンセプトでデュエットできたら良いなと思い、対になるようにしています。なのでいつものヘアピンモチーフは、悪魔のツノに見えるよう髪飾り部分に配置しました。
バールベリトは普段の眼帯にデザインをあわせつつ、髪を下ろし、ゆるくウェーブをかけて印象を変えています。やはり腹筋は外せないと思い、お腹を出しています。足の筋肉のパツパツ感が出るとかっこいいだろうな、とレザー系のズボンにしました。
オレイは奥義モーションやメギド体の鳥っぽさから、空を飛ぶイメージが強いため、翼をモチーフにした眼帯にしました。羽でできたファーをつけ、目元も翼をモチーフにしたメイクをしています。髪の毛は巻いてひとつ結びにしています。煌めく白いマントの印象が強かったので、そのまま月夜で煌めいていてほしいなと思い、白を基調にデザインしました。
カスピエルは、女性の手とハートの眼帯です。髪の毛も、少しふんわりと軽くしつつ、左に流すようにして一つに結わえました。上半身はシルクのゆったりしたシャツにジャボでふんわりとした印象を出しつつ、レザーのジャケットやベルトでピシッと締めています。下半身も、上着の裾の広がりを持たせつつ、ズボンやブーツはシンプルにピシッとまとめて緩急をつけたデザインにしました。
サキュバス、アムドゥスキアス、チューチャオ、マルバス
サキュバス、マルバスは2人セットでデザインを起こしていました。
デザイン時の第一歩は一昔前の原宿系のイメージしていました。そこから晩餐会の雰囲気に合うようにモノトーンに纏まるようにして、薔薇の花の装飾を入れてゴシック感を出しました。
2人とも、もし現代にいたらSNS等でインフルエンサーとして活動してそう…と考えたときに、ネイルは絶対!と思い、かわいくて派手なジェルネイルもしています。
また、このグループは全員サイドテールにする案もあったのですが、マルバスとサキュバスはツインテールのほうがシルエット的にも良いと考え、ツイン系統で落ち着きました。
マルバスはゴシックロリータの印象と同時に、かわいらしさを強調したくてバレエのチュチュを意識しました。サキュバスは足元はマルバスとお揃いにしてかわいらしさを表現し、何かと面倒見のいい性格から、お姉さん感が出るように胸元の露出はおさえ、やや大人しめなデザインにしました。
アムドゥスキアスとチューチャオは、サイドテールコンビにしました。
アムドゥスキアスは普段がフリル多めでお人形さんのような衣装なので、少しタイト目な印象になるようにしました。デコルテの露出や、翼が出ても大丈夫なように背中をあけることで、かわいいだけでなく背伸びした大人っぽさを表現しました。垢抜けたデザインにできて個人的にお気に入りポイントです。
チューチャオは、良いところのお嬢様がパーティに参加したような印象が出るようにしっかりと洋装にしました。かわいいものが好きというキャラクター性を出したく、リボンを多くあしらいました。ただ、周囲にかわいいもの好きを隠しているので、上半身はシンプルにして、スカートの裾周りにさりげなく、本人的にはなるべく目立たないよう配置しています。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。以上で「イラストができるまで」の解説は終了となります。
毎回のことですが、どんどんストーリーが膨らんでしまい、イラスト制作もとても大変でしたが、こんなに張り切って作業ができるのも、応援してくださるプレイヤーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
これからも皆様に少しでも楽しんでいただけるよう、アートチーム一同頑張っていきますので、今後の『メギド72』をどうぞよろしくお願いいたします!
毎回のことですが、どんどんストーリーが膨らんでしまい、イラスト制作もとても大変でしたが、こんなに張り切って作業ができるのも、応援してくださるプレイヤーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
これからも皆様に少しでも楽しんでいただけるよう、アートチーム一同頑張っていきますので、今後の『メギド72』をどうぞよろしくお願いいたします!
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