デザイナーだより vol.64_01

今回のデザイナーだよりは、現在開催中の激★魔宴召喚『一緒に騒いで頼れる悪友』で登場のバラム（ラッシュ）と、現在販売中の「魔宝石セット（無料おまけ付き）」で入手できるルキフゲス、マモンの5周年衣装について解説します！

ぜひ、ご一読ください！

リジェネレイト前からのトレードマークであるヘアバンドや鎖は残しつつ、首元を開けてフード付きのロングコートにしてやんちゃ感をだしてみました。
没案ではヘアバンドから布を垂らしてみたり、色味も変えてみたりしていました。

元々の装飾に使われていたオレンジ色のイメージが強いので、今回もオレンジをアクセントにしつつ黒やグレー、紺色などでクールでスタイリッシュなイメージにできればと思いました。ソロモンと言い争いしているシーンや、他メギドからの扱いを見ていると不死者の中でも少し幼く、見た目の年齢どおりに感じられるので、やんちゃな印象と、リジェネレイトして精神的に成長した状態を表現しました。
現代的な衣装になりすぎないよう革製のブーツを履かせたり、包帯を巻いたり、金装飾や模様を入れてメギドの世界観に馴染むように意識しました。
少しだけ腹チラをさせたのが今回のデザインのポイントです！
バラムのメギド体は顔がたくさんあったりトゲトゲしいデザインなので、★6のヴィータ体にもその要素をたくさんいれています。入手した方は、ぜひ進化させて楽しんでいただければと思います！

原典では大いなる強き王といわれているので、胸部の人型に鎧や王冠を着せて威厳のある王に見えるようにデザインしました。
リジェネレイト前は目隠し状態だったので、今回は猿轡をさせて目を露出させ、燃えるような真っ赤な目にして印象的にできればと思いました。
体や頭部から生えている装飾の生える向きを逆にしたり、色味は赤～紫系のダークなイメージにして変化を付けています。

モーションデザインのコンセプトについて

スキルと覚醒スキルでは、リジェネレイトによる性能の方向性がガラッと変わった為、攻めのイメージを落とし込んでいます。
その中でも随所にバラムならではのモチーフや所作を採り入れることでバラムらしさを構築しています。

[スキル]
攻撃的な性能になったことを明確にしつつ、スキルアタッカーとしての運用も想定されている為、何回見ても苦にならないテンポ感かつ、単発攻撃としてのインパクトを担保することを念頭に置いています。
元々メギド体の部位を使った演出にしたいとは考えていましたが、本来の得物であるダガーは進化差分でモデルの形状変化が大きい為、武器をフィーチャーした演出として扱いづらいことや、ダガーのもつ連続攻撃やテクニカルなイメージが、単発ダメージとして魅せるにはやや規模感が物足りないと考え、今回のメギド体のブレードを部分顕現させる案で進めることにしました。
接敵時の動きにもメギド体の蛇のような動きを採り入れて、ブレードの大きさから来る取り回しづらそうな印象を軽減しつつメギド体の力を行使している格上感を表現しています。

[覚醒スキル]
冒頭の呆れたような嘲るような表情はリジェネレイト前の自己紹介文（？）である「ハ、幻獣ごときに俺が本気出したら、フォトンまでついでにぶっ壊しちまうぜ」の「ハ」をイメージした顔としてモデル班にお願いしました。
演技としては、派手な動きをしつつも最終的には敵の足元から急に鎖が伸びていくという陰険な攻撃手段になっています。
物理的な印象を与えるとダメージが入っている感じに見えることを懸念して、鎖の色を変えてフォトンに直接働きかけているような印象になるようにしてみました。

[奥義]
指を鳴らすと鎖が降り注ぐ構図は、バラムらしさの象徴ともいえるカットだと思うので、これを変身のトリガーという一番の見せ場に持ってきました。
台詞の開始タイミングはバラムが登場するタイミングまでずらしたのですが、1演出につき1ボイスしか再生できない為、ソロモンのセリフを入れることができなかったのが心残りでした。
実は、フォトンを受け取る仕草はバラムが勝手にしている一種のパフォーマンスのようなものなので、あれが無いとフォトンを受け取れないということでは無いです。「ソロモンからフォトンを受け取った」＝「頼りにされている」という認識をしていて、内心とても嬉しいので、ソロモンに悟られないよう敵側に振り向いた後に満面の笑顔になります。
データの仕様上ソロモンの衣装を変更しても演出に反映できませんのでご了承いただければと思います。

[勝利]
勝利演出で意識したことは「青春」です。
個人的に、ソロモンとバラムの掛け合いに抱いていた印象がまさに青春で、それをこの演出で表現できていれば良いなと思います。（私は青春とは縁遠い人生だったので幻想にはなりますが…）
ソロモンとのハイタッチといえばモラクス（ラッシュ）でも採用しています。二人のハイタッチの仕方は、対面なのか通り過ぎながらなのかといった違いがあり、それが各々のソロモンに対する気持ちの違いとして表れていると思います。
これも個人的な解釈で申し訳ないですが、モラクスのソロモン像は、他の大好きな仲間達の中でひときわ頼れる兄貴分という立場で、いわば森林の中心にある大樹のような存在だと思っています。バラムの場合、ソロモンは自身やメギドたちにとって荒野に咲く一輪の花（現状を打破するための希望）のように考えていて、この違いがソロモンを出演させた理由であったりします。
バラムはハイタッチした後にその手を見つめて物憂げな表情をするのですが、奥義演出と同様に自身の表情をソロモンに見せないところを演出中の共通点として描写しています。
ソロモンに対しては、常に飄々とした調停者というカッコいい自分でいたい、という無意識が行動に滲んでいる…という意図です。
物憂げな表情については、それぞれの生きる時間の差による、今この瞬間の重要性を噛みしめている的な情緒になります。

公式Twitterによる「紹介動画」

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――　バラム（ラッシュ）のモーションでは、特にソロモン登場に関して気になるところだと思います！今回は、モーションチームに話を伺ってきました。

■奥義モーションへのソロモン登場に関して

シナリオではソロモンが戦いに参加している姿が描かれることもあります。この光景を視覚的に表現したい、とずっと思っていました。ですが、ソロモンを編成に入れることはできないため、メギドの演出に登場させることで一緒に戦っている姿をみられるのでは？と考えました。
ソロモンの全身を出すことには賛否両論あると思いますし、チーム内でもかなり議論を繰り返しました。
最終的に、その札を切れるのはソロモンとある意味対等な位置にいるバラム以外いないと考え、チームの共通認識となりソロモンの出演が決まりました。
といっても、リジェネレイトした今のバラムにとってソロモンの存在はとても大きいという解釈ですが、ソロモン自身は他のメギドも同列に大切に考えています。今回の演出でいえばソロモンがバラムの演出に出たというよりは、バラムの演出中にソロモンが映りこんでいる（バラムの情景の中にソロモンがいる）と表現するほうが正しいかもしれません。

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――　バラム（ラッシュ）のデザイン解説でした！激★魔宴召喚『一緒に騒いで頼れる悪友』は、2022/12/14(水) 14:59まで開催です！

続いて、「魔宝石セット（無料おまけ付き）」で入手できるルキフゲス、マモンの5周年衣装の解説です！

先のアジトTV(※1時間1分27秒～、別ウィンドウで開きます)でも触れましたが、バーテンダーをモチーフにデザインを起こしました。
コンセプトワードは「バーテンダーの貴公子」です。
彼の性格上、もしかしたら穴が空いた服を着てしまうのかもしれない…。と一瞬思ったのですが、
「周年という記念すべき大切な日に、ルキフゲス様にそんな格好をさせてはいけません！！」
と心のルキフゲスガイズに怒られ、目一杯豪華にしました。
バーテンダー に至った経緯ですが、女性枠からマモン、男性枠からルキフゲス、と周年衣装のメギドが選出された際、ルキフゲスが淹れたコーヒーを飲むマモンのイメージがすぐに浮かびました。
親衛隊のような部下がいる事が彼らの共通点ではありますが、マモンとルキフゲスが並んだ際、マモンは自身でも動くけれど周囲が何かしてくれることに慣れている。ルキフゲスは自身にも、他者に対しても柔軟な対応ができると考えました。
結果、マモンが何かのみたいと言えば、飲み物を入れてくれるだろうな…と考え、ドリンクを提供するバーテンダーに至りました。
ルキフゲスのデザインは、元々中東の王子様がモチーフとなっているのもあり、気品と豪華さを失わないよう、バーテンダーらしくカマーベストやエプロンをデザインのベースに取り入れつつも、ストール等の装備品でアクセントをつけ、クラシカルな模様や貴金属の装飾をあしらい、華やかにしました。
アイメイクも普段の赤色から緑色に変え、補色によるコントラストで、より赤い瞳が映えるようにしました。
イラストでは、心のルキフゲスガイズに従い、ドレスコードのある、煌びやかな店内にしています。
（ルキフゲス本人はドレスコード関係なく受け入れてくれそうではありますが…）

黒のマーメイドラインのドレスにして、妖艶な大人っぽさを意識しました。
元々のデザインで足が出ているのが魅力的だったので、ドレスも足を見せたいと思いました。
一緒に出るルキフゲスにあわせて、メギド体要素の羽や孔雀モチーフでオリエンタル感を出し、心のマモン親衛隊に従って、マモン様の普段から出ている煌びやかで高貴なオーラをより盛り立てて差し上げるよう、沢山の宝石や、羽根ストールなどで豪華な衣装にしています。
髪型もドレスにあわせ、アップスタイルにしました。
メイクを施し、肩から背中も露出してセクシーさをアップさせ、より魅力的な大人に見えるようにしました。
さし色で濃い目のピンクを入れているのですが、マモンの内なる熱さを表現しています。

イラストは、先のアジトTVでも少し触れましたが同じ元大罪同盟で、周年衣装のドレスを着ているアスモデウスと並び、昔話に花を咲かせているイメージです。

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――　ルキフゲス、マモンの5周年衣装解説でした。

12月中旬以降に更新予定のデザイナーだより vol.64_02では、パイモン（バースト）と、カイム、ムルムルのクリスマス衣装について解説予定です。

それでは、次回の更新もお楽しみに！

■バックナンバー

前回のデザイナーだより
ブエル（ラッシュ）、スコルベノト（ラッシュ）、コンセプトアート『勇気と自信のカワイイ祭！』

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