ネブカドネザルという人名をなぜ悪魔側のキャラとして描いたのかという疑問について調べてるうちに、興味深い話があったので並べておく。聖書におけるルシファーをネブカドネザル王の隠喩であるという説があるらしい。ルシファー(正しくは「明けの明星」)は聖書の中でも実は「イザヤ書」という書の中でたった一文だけしか出てこない名前なのだが、繁栄と堕落を表現するような一文で使われている。旧約聖書というのはいわばユダヤ教の経典であるわけだが、ネブカドネザル王は統治の中でいわゆるバビロン捕囚をやってるから、そのあたり聖書でも隠喩という形で言及されているのではないかと言うことらしい。つまるところ、原典として明けの明星が天から落ちる=ものすごいイケイケな人が落ちぶれちゃった=ネブカドネザル王であったところを後世の研究家たちが明けの明星が天から落ちる=神性からの堕落=堕天使ルシファー(明けの明星のラテン語訳:要出典)・・・というように広めていったことになる。これをルシファーと同一視されていると捉えるかは難しいところだが、ネブカドネザルを悪魔名として使った由縁になり得るだろうか。今回書き込むにあたり大幅に意訳、添削しているので気になったら自分で確認してほしい(wikiでも触れられてる)。・・・しかしよぉ、「明けの明星が天から落ちた」ってだけの一文から堕天使だのサタンと同一視だの楽園の蛇だの・・・果てには美少女だったりイケメンになったり二次創作が広がりすぎだろ・・・。
或いは、コシチェイが悪魔ではなく「邪悪な老人」である事を踏まえると、同じく悪魔ではない元ネタのネブカドネザルもヴィータである、というのはこじつけがすぎるか。メタ的に二番煎じとか一連の復讐劇の話とか抜きにして考えた時、ペクス上がりのコシチェイがメギドラルで成り上がれたんだ、ペクス出身ではないヴィータが何らかの理由(例えば夢見の者が干渉)で事前準備を整えて一つの組織のトップになることだってできるはずだよな。
一般に悪魔と呼ばれる物自体、その多くが異教の神だったりかつていた人物だったりする事も多い。宗教上の善の神というのは対となる…即ち悪の存在がいなければ成り立たない。多神教なら悪の神でも良いのだろうけど一神教はそうもいかないから代わりの存在として"悪魔"を生み出した。だから"サタン"もヘブライ語では敵対者という意味で付けられた様だけれどもどっかの地域じゃ男性名だった様だしルキフェル(→ルシファー)がネブカドネザル2世だったとしてもおかしくは無いと思う。結局神というのは人々にとって様々な意味で都合の良い存在であるのだと思うし「悪魔は悪い」という扱いをされ続けるのだろう。それがどこかで普通に暮らしていた人かもしれないしどこかの王侯だったかもしれないし別の宗教の神だったとしても関係ない。"この世界は言った物勝ち"な所あるよな…ってつくづく思う。
ご利用の皆様が気持ちよく書き込みできる掲示板であり続けるために、以下に該当するような投稿はお控えくださいますようご協力お願いいたします。
等
※公式ポータル利用規約 第4条及び投稿ルールもあわせてご確認ください。 ※違反が確認された際には然るべき対応をさせていただきます。
ネブカドネザルという人名をなぜ悪魔側のキャラとして描いたのかという疑問について調べてるうちに、興味深い話があったので並べておく。
聖書におけるルシファーをネブカドネザル王の隠喩であるという説があるらしい。ルシファー(正しくは「明けの明星」)は聖書の中でも実は「イザヤ書」という書の中でたった一文だけしか出てこない名前なのだが、繁栄と堕落を表現するような一文で使われている。旧約聖書というのはいわばユダヤ教の経典であるわけだが、ネブカドネザル王は統治の中でいわゆるバビロン捕囚をやってるから、そのあたり聖書でも隠喩という形で言及されているのではないかと言うことらしい。つまるところ、原典として明けの明星が天から落ちる=ものすごいイケイケな人が落ちぶれちゃった=ネブカドネザル王であったところを後世の研究家たちが明けの明星が天から落ちる=神性からの堕落=堕天使ルシファー(明けの明星のラテン語訳:要出典)・・・というように広めていったことになる。これをルシファーと同一視されていると捉えるかは難しいところだが、ネブカドネザルを悪魔名として使った由縁になり得るだろうか。今回書き込むにあたり大幅に意訳、添削しているので気になったら自分で確認してほしい(wikiでも触れられてる)。
・・・しかしよぉ、「明けの明星が天から落ちた」ってだけの一文から堕天使だのサタンと同一視だの楽園の蛇だの・・・果てには美少女だったりイケメンになったり二次創作が広がりすぎだろ・・・。
或いは、コシチェイが悪魔ではなく「邪悪な老人」である事を踏まえると、同じく悪魔ではない元ネタのネブカドネザルもヴィータである、というのはこじつけがすぎるか。
メタ的に二番煎じとか一連の復讐劇の話とか抜きにして考えた時、ペクス上がりのコシチェイがメギドラルで成り上がれたんだ、ペクス出身ではないヴィータが何らかの理由(例えば夢見の者が干渉)で事前準備を整えて一つの組織のトップになることだってできるはずだよな。
一般に悪魔と呼ばれる物自体、その多くが異教の神だったりかつていた人物だったりする事も多い。
宗教上の善の神というのは対となる…即ち悪の存在がいなければ成り立たない。
多神教なら悪の神でも良いのだろうけど一神教はそうもいかないから代わりの存在として"悪魔"を生み出した。
だから"サタン"もヘブライ語では敵対者という意味で付けられた様だけれどもどっかの地域じゃ男性名だった様だし
ルキフェル(→ルシファー)がネブカドネザル2世だったとしてもおかしくは無いと思う。
結局神というのは人々にとって様々な意味で都合の良い存在であるのだと思うし「悪魔は悪い」という扱いをされ続けるのだろう。
それがどこかで普通に暮らしていた人かもしれないしどこかの王侯だったかもしれないし別の宗教の神だったとしても関係ない。
"この世界は言った物勝ち"な所あるよな…ってつくづく思う。