考察掲示板

２節のこと許してないけどそれはそれとして、９章全体で見て前編が祝福された生、後編が呪われた生というテーマが出され、前編と後編で生きる喜びと苦しみという感じでまとまったのはとても好き。
創造主と被造物(ある意味での親と子)、生まれた意味、他人から望まれた自分と自分が望む自分のかたち、過去の自分と変質してしまった今の自分、生きることは戦争、私は私として死にたい、
色んな面からの生命のままならなさとの戦いが味わい深かった。
それに加えて、殺されたけど魂のみで生きてたやつ、生きてるけど精神的に死んでるやつ、身体がめちゃくちゃになっても一応生きてるやつ、意思はあるのに魂は無いやつ…と生の定義が曖昧になるような描写が色々あったのも振り返って個人的に面白かった。