ウコバクとモノバゾスの物語はヴァイガルド版火垂るの墓、って感じがしたメギドだから、兄姉で愛し合ったから、白い目で見られたというよりは、自分はお前達とは違う優れた生物なのだ、という選民意識を隠しもしない姿勢が二人を村人達から遠ざけたんじゃないかな海辺の村の老婆、意地悪そうに見えて、よくよく台詞を読んでみると間違ったことは言ってないモノバゾスは妹の面倒も見ないし、本を借りるために頭を下げることもせず他人の家に忍び込むし(妹も止めない)、結婚できる年齢になってからも自立もせず妹と部屋に閉じこもってるウコバクはウコバクで、ソロモンが「力になれるかも」と申し出た時に、欺いて利用しようとせず正直に事情を打ち明けていたら兄も死なずに済んだかもしれないソロモンは独自にメギドラルに渡るゲートを確保してるし、メギドラルで転生メギドが立往生してると知ったら探してあげそう兄姉、開いたゲートから幻獣がうようよ出てきても(隠れてやり過ごさないといけないくらいには危険な幻獣、ずしんずしんと足音が響いているからかなり大きいっぽい)自分達がメギドラルに帰ることしか考えてなくて、残された幻獣がヴィータを襲うんじゃないかとか全然考えない自分達さえよければ後はどうでもいい恋人達が迎えた妥当な結末、を巧みな構成力と美しくもの哀しい音楽で描きあげたメギドらしい恋愛物語だなあって思う
モノバゾスはあからさまにヴィータを嫌悪してたり、ヴァイガルドに馴染もうor表面だけでもやり過ごそうという気は全くなかったよねウコバクは望まずして村丸ごと燃やしてしまった時には流石に罪悪感を持ってたけど、根本的に兄以外には何も関心がなかったんだと思ってる火炙りにされてても目の前のヴィータ達に対して恨言も言わず、ただ兄を想うってすごい無関心&集中っぷりだと思った攻撃的じゃなく温厚な性格だから無関心自体が直接悪く発露する事はなかったというか変な例えだけど静かなタイプのティアマトみたいな人外み、もといメギドらしい所を感じたいっそまず先に駆け落ちしてしまった方が良かったのかもしれないと少しだけ思ったなまぁモノバゾスの方はメギドラルに帰る事に強く執着してたから目前の可能性を捨てるような選択は無理だったんだろうけど…転生しても2人はメギドのまますぎて、そこから色んなパーツが不協和音なマッチングして起こった悲劇だと思った
「ウコバクがソロモンを欺いた」ってのは間違ってないけど少し言葉が足りないと思う正確には「“ジェヴォーダンに唆されて”ウコバクはソロモンを欺いた」が正しいと思うソロモンに嘘の理由を語るとき側にジェヴォーダンが居た辺りソロモン達が遺物に注目してる間何らかの言葉を交わしてたんだろうし、後にジェヴォーダン自身が「(ソロモン達を)巻き込んだ」って言ってることからも推測できるそれにウコバク自身にはソロモン達がどういう存在か知らないし正直に話したら~ていうのはプレイヤー視点だから言えることであってウコバクにそこまで考えろっていうのは酷な話じゃないかなそれはそれとして彼女は兄の事だけを想い、自分からソロモンを利用する事を選んだのは事実だけども
>静かなタイプのティアマトみたいな人外み自分的にはウコバクちゃんは好戦的なスコルベノト、という認識>「ウコバクがソロモンを欺いた」ってのは間違ってないけど少し言葉が足りないと思うんー末文で0857さんが『それはそれとして彼女は兄の事だけを想い、自分からソロモンを利用する事を選んだのは事実だけども』とご自分で結論を出しているように、自分はたとえ猫に唆されていたとしても選択したのはウコバクであり、責任の所在は彼女にある、と考えているかな>ウコバク自身にはソロモン達がどういう存在か知らないしソロモンがウコバクにかけた第一声が「人がいたのか、良かった!幻獣に食べられたりしてなくて…」なんだよねその後、二度も襲いかかってきたウコバクを殺しも、怒りもせず、力になれるかもと事情を尋ね、ウコバクの作り話である兄を探してくれない村人達に憤りを見せるすでに戦力で圧倒してるのだから問答無用で遺物を奪ってもいいはずなのに、交渉に応じようとする短い時間だけれど、言葉で、態度で、行動で、ソロモンがどういう存在なのかはわからなくても、どういう子なのかの判断材料はウコバクに提示されていると自分は思っている自分はここで「お釈迦様から差しのべられた手を振り払っちゃったんだなあ」って思ったあの手の説話はイジワルくて好きじゃないけどただ、ソロモン達を欺いたり、手をとれなかったのは、ウコバクの人格的な問題というよりは『恋は盲目』ということなんだと思うモノバゾスが死んでからのウコバクはまるで憑きものが落ちたかのように周囲に目を向けられるようになり、まだ会ったこともないフォラスの家族のために心を砕けるようになったから
人間の赤ちゃんが発達過程で他者を認識するのって「自分と母親(及びメイン養育者)」の2者から「自分と母親と母親以外の他者」ってどんどん認識が増えていくからヴィータも同じだとしてヴィータとしてのウコバクは最初に認識した他者がモノバゾスだったまま「わたしとモノバゾス」で世界が止まってたように見えるヴィータとしては生まれたばかりなのに、メギドとしてはそうでなかったためにバグったというか…最初の頃の彼女の他者への気遣いって、他者へ感情があるからというよりはそうあるべきという倫理観や罪悪感は持ってるから…って感じだし「周囲に目を向けられるようになり、まだ会ったこともないフォラスの家族のために心を砕けるようになった」の、モノバゾスという世界唯一ほどではなくても情を傾けることができるようになれたし会ったこともない人を想像して想えるようになった、って認識の世界の広がりを感じる
そういえばソロモンに「この遺物が欲しければ『(本当は生きている)兄の死んだ証拠』を見つけてこい」と嘘をついて幻獣がはびこる島に送り出したウコバクが律儀に証拠を探していたソロモンに遺物を渡さず逃亡し遺物を追いかけてきたソロモン王一行に『兄の死』を突きつけられるって説話めいていてすごいね容赦なさする
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ウコバクとモノバゾスの物語はヴァイガルド版火垂るの墓、って感じがした
メギドだから、兄姉で愛し合ったから、白い目で見られたというよりは、自分はお前達とは違う優れた生物なのだ、という選民意識を隠しもしない姿勢が二人を村人達から遠ざけたんじゃないかな
海辺の村の老婆、意地悪そうに見えて、よくよく台詞を読んでみると間違ったことは言ってない
モノバゾスは妹の面倒も見ないし、本を借りるために頭を下げることもせず他人の家に忍び込むし(妹も止めない)、結婚できる年齢になってからも自立もせず妹と部屋に閉じこもってる
ウコバクはウコバクで、ソロモンが「力になれるかも」と申し出た時に、欺いて利用しようとせず正直に事情を打ち明けていたら兄も死なずに済んだかもしれない
ソロモンは独自にメギドラルに渡るゲートを確保してるし、メギドラルで転生メギドが立往生してると知ったら探してあげそう
兄姉、開いたゲートから幻獣がうようよ出てきても(隠れてやり過ごさないといけないくらいには危険な幻獣、ずしんずしんと足音が響いているからかなり大きいっぽい)自分達がメギドラルに帰ることしか考えてなくて、残された幻獣がヴィータを襲うんじゃないかとか全然考えない
自分達さえよければ後はどうでもいい恋人達が迎えた妥当な結末、を巧みな構成力と美しくもの哀しい音楽で描きあげたメギドらしい恋愛物語だなあって思う
モノバゾスはあからさまにヴィータを嫌悪してたり、ヴァイガルドに馴染もうor表面だけでもやり過ごそうという気は全くなかったよね
ウコバクは望まずして村丸ごと燃やしてしまった時には流石に罪悪感を持ってたけど、根本的に兄以外には何も関心がなかったんだと思ってる
火炙りにされてても目の前のヴィータ達に対して恨言も言わず、ただ兄を想うってすごい無関心&集中っぷりだと思った
攻撃的じゃなく温厚な性格だから無関心自体が直接悪く発露する事はなかったというか
変な例えだけど静かなタイプのティアマトみたいな人外み、もといメギドらしい所を感じた
いっそまず先に駆け落ちしてしまった方が良かったのかもしれないと少しだけ思ったな
まぁモノバゾスの方はメギドラルに帰る事に強く執着してたから目前の可能性を捨てるような選択は無理だったんだろうけど…
転生しても2人はメギドのまますぎて、そこから色んなパーツが不協和音なマッチングして起こった悲劇だと思った
「ウコバクがソロモンを欺いた」ってのは間違ってないけど少し言葉が足りないと思う
正確には「“ジェヴォーダンに唆されて”ウコバクはソロモンを欺いた」が正しいと思う
ソロモンに嘘の理由を語るとき側にジェヴォーダンが居た辺りソロモン達が遺物に注目してる間何らかの言葉を交わしてたんだろうし、後にジェヴォーダン自身が「(ソロモン達を)巻き込んだ」って言ってることからも推測できる
それにウコバク自身にはソロモン達がどういう存在か知らないし正直に話したら~ていうのはプレイヤー視点だから言えることであってウコバクにそこまで考えろっていうのは酷な話じゃないかな
それはそれとして彼女は兄の事だけを想い、自分からソロモンを利用する事を選んだのは事実だけども
>静かなタイプのティアマトみたいな人外み
自分的にはウコバクちゃんは好戦的なスコルベノト、という認識
>「ウコバクがソロモンを欺いた」ってのは間違ってないけど少し言葉が足りないと思う
んー末文で0857さんが『それはそれとして彼女は兄の事だけを想い、自分からソロモンを利用する事を選んだのは事実だけども』とご自分で結論を出しているように、自分はたとえ猫に唆されていたとしても選択したのはウコバクであり、責任の所在は彼女にある、と考えているかな
>ウコバク自身にはソロモン達がどういう存在か知らないし
ソロモンがウコバクにかけた第一声が「人がいたのか、良かった!幻獣に食べられたりしてなくて…」なんだよね
その後、二度も襲いかかってきたウコバクを殺しも、怒りもせず、力になれるかもと事情を尋ね、ウコバクの作り話である兄を探してくれない村人達に憤りを見せる
すでに戦力で圧倒してるのだから問答無用で遺物を奪ってもいいはずなのに、交渉に応じようとする
短い時間だけれど、言葉で、態度で、行動で、ソロモンがどういう存在なのかはわからなくても、どういう子なのかの判断材料はウコバクに提示されていると自分は思っている
自分はここで「お釈迦様から差しのべられた手を振り払っちゃったんだなあ」って思った
あの手の説話はイジワルくて好きじゃないけど
ただ、ソロモン達を欺いたり、手をとれなかったのは、ウコバクの人格的な問題というよりは『恋は盲目』ということなんだと思う
モノバゾスが死んでからのウコバクはまるで憑きものが落ちたかのように周囲に目を向けられるようになり、まだ会ったこともないフォラスの家族のために心を砕けるようになったから
人間の赤ちゃんが発達過程で他者を認識するのって「自分と母親(及びメイン養育者)」の2者から「自分と母親と母親以外の他者」ってどんどん認識が増えていくからヴィータも同じだとして
ヴィータとしてのウコバクは最初に認識した他者がモノバゾスだったまま「わたしとモノバゾス」で世界が止まってたように見える
ヴィータとしては生まれたばかりなのに、メギドとしてはそうでなかったためにバグったというか…
最初の頃の彼女の他者への気遣いって、他者へ感情があるからというよりはそうあるべきという倫理観や罪悪感は持ってるから…って感じだし
「周囲に目を向けられるようになり、まだ会ったこともないフォラスの家族のために心を砕けるようになった」の、モノバゾスという世界唯一ほどではなくても情を傾けることができるようになれたし会ったこともない人を想像して想えるようになった、って認識の世界の広がりを感じる
そういえば
ソロモンに「この遺物が欲しければ『(本当は生きている)兄の死んだ証拠』を見つけてこい」と嘘をついて幻獣がはびこる島に送り出したウコバクが
律儀に証拠を探していたソロモンに遺物を渡さず逃亡し
遺物を追いかけてきたソロモン王一行に『兄の死』を突きつけられる
って説話めいていてすごいね
容赦なさする