メギドとは?ついに完結を迎える物語。読み解くための解説をお届けします。ストーリーやキャラクターのネタバレを含みますのでご注意ください。
【7周年】公式ライター設定解説「メギドの魂と発生に関する一般的な知識について」【7周年】公式ライター設定解説②「メギドの発生に関する真実を読み解く」
- 目次
- 「メギドの魂」について教えて
- メギドの魂が宿るものには、どんな種類があるのか教えて
- メギドの魂を、人為的に特定のものに宿らせて発生させることはできるのか教えて
- 魂のランタンとは、どういう仕組みなのか
「メギドの魂」について教えて
メギドの魂が宿るものには、どんな種類があるのか教えて
前回の解説でお話したとおり、メギドの魂は幻獣を奪う形で融合するため、幻獣が宿り得るものがそのまますべてメギドにも成り得ることになります。
幻獣は母なる白き妖蛆にとって、メギドラルという世界に対する調査手段でもあります。獣や虫だけではなく、それこそ木だろうと草だろうと、岩だろうと泥だろうとなんにでも宿る可能性があります。それらは当然、メギドにもなり得るわけです。少し変わったところでは、残留思念がフォトンと同化して幻影のように出没するいわゆる幽霊(この世界では自我を持つ存在なら幽霊化します。よってメギドや幻獣、賢いメギドラル産の獣なども死んだのちに幽霊化することがあるのです)や、捨てられた武具や機械のようなものにまで幻獣が宿ります。そしてそれがメギドになることもあります。
獣の骨にも幻獣は宿ります。ややこしいですが、骨がそのまま幻獣化するのではなく、骨をベースにして骨のような幻獣が発生するのです。だから蛇の骨や化石から竜の骨のような幻獣が発生したりもします。竜の骨のような幻獣は、骨になった幻獣が動いているのではなく、骨をベースにして発生したそういう幻獣なのです。ただし竜のような幻獣が骨になった状態から、フォトンの影響でそのまま動き出してそのまま別の竜の骨のような幻獣として活動する場合もあります。さらにややこしいのが、それをベースに骨のようなメギドが発生する場合もあります。もう見た目ではなにがなんだかわかりません。劇中のメギドたちもこの辺の分類はよくわかっていないと思います。とりあえず由来がなんであろうが幻獣っぽいものは幻獣であり、メギドの魂が宿ったものはメギドなのです。ただし骨のような幻獣がメギドになったからといって骨のようなメギドになるとはこれまた限りません。ややこしいからもうやめましょう。
また、炎や突風といった限定的な自然現象も、ものによっては幻獣化することがあります。
ただし海や山、雲のような形として境界が曖昧なものや空気や大地といった範囲が広すぎるものは、幻獣にとっても掴みどころがないので実体化させることはできないようです。よって海や山がメギド化した例はありません。
ちなみに、地中深くに埋もれているダイヤモンドや化石といった物体も幻獣に成り得ますが、地面から出てこれないまま死ぬことがよくあるようです。中にはそういった幻獣がさらにメギド化して、しかし同様に地上に出てこれず誰にも知られないままひっそりと死んだパターンもあるかもしれません。メギドラルのずっと遠い未来には、これら本来の生態系にはありえないはずの幻獣やメギドがそのまま化石となって発見されて話題になるかもしれません。
実際にメギドの魂がどんなものに宿ったのか、どんな種類があるのかは、劇中のメギドや幻獣の姿からいろいろ想像してみてください。
幻獣は母なる白き妖蛆にとって、メギドラルという世界に対する調査手段でもあります。獣や虫だけではなく、それこそ木だろうと草だろうと、岩だろうと泥だろうとなんにでも宿る可能性があります。それらは当然、メギドにもなり得るわけです。少し変わったところでは、残留思念がフォトンと同化して幻影のように出没するいわゆる幽霊(この世界では自我を持つ存在なら幽霊化します。よってメギドや幻獣、賢いメギドラル産の獣なども死んだのちに幽霊化することがあるのです)や、捨てられた武具や機械のようなものにまで幻獣が宿ります。そしてそれがメギドになることもあります。
獣の骨にも幻獣は宿ります。ややこしいですが、骨がそのまま幻獣化するのではなく、骨をベースにして骨のような幻獣が発生するのです。だから蛇の骨や化石から竜の骨のような幻獣が発生したりもします。竜の骨のような幻獣は、骨になった幻獣が動いているのではなく、骨をベースにして発生したそういう幻獣なのです。ただし竜のような幻獣が骨になった状態から、フォトンの影響でそのまま動き出してそのまま別の竜の骨のような幻獣として活動する場合もあります。さらにややこしいのが、それをベースに骨のようなメギドが発生する場合もあります。もう見た目ではなにがなんだかわかりません。劇中のメギドたちもこの辺の分類はよくわかっていないと思います。とりあえず由来がなんであろうが幻獣っぽいものは幻獣であり、メギドの魂が宿ったものはメギドなのです。ただし骨のような幻獣がメギドになったからといって骨のようなメギドになるとはこれまた限りません。ややこしいからもうやめましょう。
また、炎や突風といった限定的な自然現象も、ものによっては幻獣化することがあります。
ただし海や山、雲のような形として境界が曖昧なものや空気や大地といった範囲が広すぎるものは、幻獣にとっても掴みどころがないので実体化させることはできないようです。よって海や山がメギド化した例はありません。
ちなみに、地中深くに埋もれているダイヤモンドや化石といった物体も幻獣に成り得ますが、地面から出てこれないまま死ぬことがよくあるようです。中にはそういった幻獣がさらにメギド化して、しかし同様に地上に出てこれず誰にも知られないままひっそりと死んだパターンもあるかもしれません。メギドラルのずっと遠い未来には、これら本来の生態系にはありえないはずの幻獣やメギドがそのまま化石となって発見されて話題になるかもしれません。
実際にメギドの魂がどんなものに宿ったのか、どんな種類があるのかは、劇中のメギドや幻獣の姿からいろいろ想像してみてください。
メギドの魂を、人為的に特定のものに宿らせて発生させることはできるのか教えて
メギドたちにとっても関心が高い問題なので、いくつかの研究機関や単独のメギドたちによってさまざまな研究が進められています。その中で、偶然に近い形ですがいくつかの成功例もあります。劇中で代表的なメギドは、プルソンとアムドゥスキアスです。
また、レジェ・クシオでは少し前まで借り腹といったシステムが運用されていました。これは「メギド発生装置」とも言えるような仕掛けで、成功率の高さからレジェ・クシオに長期滞在していたメギドたちは「今のメギドはみんな借り腹から生まれてきて、新世代と呼ばれている」という微妙に間違った噂を広めたほどです。実際には借り腹は問題も多く、メギドたちの時間の尺度からは短い期間の運用だけでレジェ・クシオからは排除されています。
他にもメギドの魂を幻獣ではなく装置の中に宿らせて保存し、意図的に他の身体に宿らせるということもマモンが隠し持っていた「魂の炉」という装置で行うことができるはずでした。しかし実際には装置の中にメギドの魂が来ることはなく、死んだメギドの魂を保管しておくだけの運用となったのです。そして保管された魂も、対象となる身体を用意すること、メギドの魂と相性のいいものを探すといったことが困難で、中のメギドをうまく再生できないまま装置が失われてしまいました。
また、レジェ・クシオでは少し前まで借り腹といったシステムが運用されていました。これは「メギド発生装置」とも言えるような仕掛けで、成功率の高さからレジェ・クシオに長期滞在していたメギドたちは「今のメギドはみんな借り腹から生まれてきて、新世代と呼ばれている」という微妙に間違った噂を広めたほどです。実際には借り腹は問題も多く、メギドたちの時間の尺度からは短い期間の運用だけでレジェ・クシオからは排除されています。
他にもメギドの魂を幻獣ではなく装置の中に宿らせて保存し、意図的に他の身体に宿らせるということもマモンが隠し持っていた「魂の炉」という装置で行うことができるはずでした。しかし実際には装置の中にメギドの魂が来ることはなく、死んだメギドの魂を保管しておくだけの運用となったのです。そして保管された魂も、対象となる身体を用意すること、メギドの魂と相性のいいものを探すといったことが困難で、中のメギドをうまく再生できないまま装置が失われてしまいました。
魂のランタンとは、どういう仕組みなのか
魂のランタンは、そのままでは蒸発してしまうメギドの魂を維持するための道具です。原理は一部のメギドたちで共有されており、さまざまなメギドによって作られていますが手作りなので数はそれほど多くなく、誰もが持っているようなものではありません。また形も大きさも製作者によってさまざまです。名前の由来になった初期のものは装飾を施したランタンのような形と大きさをしており、内部には魂が炎のように浮かんでいます。ただしこの炎はフォトンで作られているので、一般的なヴィータには視えず、鋭い者ならなんとなく輝きを感じる程度です。
魂のランタンに入れて効果を発揮するのはメギドの魂だけです。これは先述の、メギドの魂が肉体を離れてもある程度個として持続し続けられるという性質を前提とした道具だからです。魂のランタンは、メギドの魂を維持できる身体の代わりとなるものなのです。ただし魂が道具と融合するわけではないので、中の魂に感じられるのは冷たく暗い空間でなんの感覚もなく、永遠に閉じ込められているといった絶望的なものでしかありません。体感的には拷問も同然です。
また魂のランタンの中であってもゆるやかに魂は蒸発していくので、適時フォトンを追加して魂の状態を維持しなければなりません。そうしないと中の魂は劣化し、再び肉体を与えても記憶を失っていたり別人格のようになっていたり、最悪身体に馴染まないまますぐ死んでしまいます。魂のランタンだけではそう便利な代物ではなく、中にある魂の面倒をまめに見て手入れしてやらなくてはなりません。手入れ自体は所有者とは関係なく、フォトンを操作できる者(基本的にはメギド)ならば誰でも手入れできます。中の魂の状態は、ランタンの中に視えるフォトンの炎の大きさや色でわかります。この道具がランタンに似ているのは、構造的に中に炎を灯すという点が共通しているからです。
魂のランタンの目的は、メギドの魂を魂だけのまま維持することです。用途としては、身体を失ったメギドの魂をなにか復元の方法が見つかるまで保管しておく、あるいは魂の状態でどこかに移送するなどです。後者の用途は、主に追放刑で活用されました。また極めて例外的なものとして、純粋に拷問として利用されたこともあるようです。
魂のランタンに入れて効果を発揮するのはメギドの魂だけです。これは先述の、メギドの魂が肉体を離れてもある程度個として持続し続けられるという性質を前提とした道具だからです。魂のランタンは、メギドの魂を維持できる身体の代わりとなるものなのです。ただし魂が道具と融合するわけではないので、中の魂に感じられるのは冷たく暗い空間でなんの感覚もなく、永遠に閉じ込められているといった絶望的なものでしかありません。体感的には拷問も同然です。
また魂のランタンの中であってもゆるやかに魂は蒸発していくので、適時フォトンを追加して魂の状態を維持しなければなりません。そうしないと中の魂は劣化し、再び肉体を与えても記憶を失っていたり別人格のようになっていたり、最悪身体に馴染まないまますぐ死んでしまいます。魂のランタンだけではそう便利な代物ではなく、中にある魂の面倒をまめに見て手入れしてやらなくてはなりません。手入れ自体は所有者とは関係なく、フォトンを操作できる者(基本的にはメギド)ならば誰でも手入れできます。中の魂の状態は、ランタンの中に視えるフォトンの炎の大きさや色でわかります。この道具がランタンに似ているのは、構造的に中に炎を灯すという点が共通しているからです。
魂のランタンの目的は、メギドの魂を魂だけのまま維持することです。用途としては、身体を失ったメギドの魂をなにか復元の方法が見つかるまで保管しておく、あるいは魂の状態でどこかに移送するなどです。後者の用途は、主に追放刑で活用されました。また極めて例外的なものとして、純粋に拷問として利用されたこともあるようです。
本日で「公式ライター設定解説」は最終回です。最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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