【メギドの日】メギド質問箱

日本円に換算するとおよそ50円程度でしょうか。

ただしヴァイガルドの物価は我々の世界とは異なりますので、全てにおいて日本円換算の値段が我々にとっての適正価格となるわけではありません。

例えば、日常的に盗賊などの被害が起こり得るヴァイガルドでは身を守る簡素な武器の類いは比較的安価です。また自然が豊かなため食料品なども基本的には安価なのですが、商店で購入すると値段はかなり割高になります（よほど珍しい食材でない限り、自分で栽培したり採取したりできるからです）。こうした物価は地方によっても変動しますし、情勢などによっても当然、変動します。ちなみに、王都はヴァイガルドの中でも物価は高い水準にあります。

ヴァイガルドにはかつては様々な小国群が存在していましたが、エルプシャフト王朝によって統一され、現在の文化圏ができあがりました。

統一の後、人の流動によって文化交換も行われ、元は異文化帯であった地域にも王都流の文化が浸透し、現在ではどの地方を訪れても全体的に統一感のある文化となっています。

しかし一部には「かつての文化」を未だに色濃く残す地域もあります。特に辺境に近い区域にはそうした傾向が強いようです。

アガレスの故郷なども、辺境に近い区域であったため、「かつての文化」を色濃く残す地域でした。またキマリスの故郷も孤島であったため、王都流の文化がほとんど流入せず、言語が違うレベルで異文化を残していました。

他にもアミーの拠点である呉都ファデンなども、独特の文化を残している地域に含まれます。呉都ファデンはヴァイガルドの東側に位置しているので、ひょっとするとその遥か向こうの辺境に、我々が「日本風」と感じるような独特の文化を持つ地域が存在しているのかもしれません。

階級の有無は地方によって異なります。

領主とその血統しか貴族のいないような地域では、別に階級を区別する必要もないからです。しかし王都のような大都市であったり、１人の領主の下、さらに複数の小領主が地域を治めているような私領の場合、権利の区別のために階級が必要とされる場合もあります。階級の呼び名は様々で、「上級貴族」「下級貴族」と呼ぶような地域もあれば、独自の「爵位」のようなものを与える場合もあるようです。

ヴァイガルドはかつて小国群が存在した関係で、元は様々な文化が存在する世界でした。

エルプシャフト王朝による統一後、文化は平均化され言語も統一されましたが、王都から離れた場所には、かつての文化の名残のある地域が点在しています。そうした地方では、言語は共通語ではあるものの、どこか「訛り」のようなものがある場合があるのです。

また、エルプシャフト文化圏とは異なるペルペトゥムでは、共通語とは異なる独自の言語を使っていたものと思われますが、資料などがほとんど存在しないため、詳細は分かっていません。しかしメギドの影響の強い地域であった事を考えると、彼らが使用していたのはおそらく当時のメギドの言語に近いものだったのではないでしょうか。

基本的に「戸籍」というものが当たり前の世界ではありません。

少人数しかいない小さな集落や村では、そんな事をしなくても「よそ者」かどうかなどの区別はつきますし、戸籍の有無などによるトラブルもないからです。もし「よそ者」が村に住みたいのであれば、村長などの代表者に話を通せばそれで済みます。

しかし王都や一部の都市では、「市民の登録」を行っている場合もあります。これが我々で言う戸籍に相当します。これにより、税金の徴収や犯罪時の逮捕などが容易になるのです。また、同様の目的で、領主は王都で管理するために名簿によって管理されています。

生真面目なものは、夜間のアジトの警護や遠方への連絡係（夜通し移動できるため）などを買って出ます。

そうでもない者は、大広間に残って酒を飲んだり遊んだりしています。自室に戻って本を読むことを覚えた者もいます。特にすることがない者は、身体を休ませる意味で自室で横になり、まどろむようにして時間を潰します。

一部の純正メギドたちは、夜こそ自分のやりたいことに励む時間と考え、干渉を避けてそれに専念しようとします。 たとえばニバスは芸の特訓に励みますし、タムスはひたすらメカをいじったり磨いたりしています。（この人たちは昼間もだいたいそうですが…）

他に芸術組などで、音楽を奏でるメギドたちは、寝ないで練習をしたり楽器の手入れをしたりする者、逆に音楽から離れてぼんやり過ごす者などに分かれます。フルーレティは毎晩起きていますがなかなか小説を書きません。バールゼフォンは意外と気乗りしてないときは全く絵を描かず、ヒュトギンとだらだら過ごしています。

なんとなくアジトや外を出歩く者もいます。 フィロタヌスはバナルマのメギドが大人しくしているかこっそり見回っていますし、タナトスはひと気のない夜の街で死に出会うためさ迷っています。

あれは特に動作を決めた経緯というものがあるわけではなく、ただそれぞれのメギドが、召喚後初めて変身できたときのノリのままに勢いでやったことを気に入って繰り返しているだけのようです。

もちろんアスモデウスのように、意識的に自分自身を誇示するための動き、威嚇行動のようなものだと考えてもいいのですが、大抵のメギドたちは、私は！変身！するんです！という勢いで行ってるだけにすぎません。あれは変身前の予備動作とか癖のようなものです。それにしては大げさだし長くて派手な気もしますが、前提として、メギドたちはフォトンを一度に過剰に摂取するとハイになる傾向があるようです。メギド体に変身するときは、それと同様にソロモンの指輪から支援を受けて一気にフォトンを消費しており、さらに本来のメギド体に戻れるという抑えきれないわくわく感で、メギドたちは軽い興奮状態にあるはずなのです。（メギドによっては軽い興奮どころか明らかにおかしくなっている者もいますが…）

その、高揚した精神状態の中で迸る熱いメギドパッションが、その場にない景色の幻覚すら見せるほどに、なにかを表現してしまう…せずにはいられないのではないか、というのが、今のところソロモン王が心に秘めている見解になります。

実際に正確なところはよくわかりません。なにもせずただ無表情で棒立ちのまま変身するメギドも本当はいたりして、まだ仲間になっていないだけということも考えられます。

あるいは我々も、鏡の前に立ったり服を脱いだりするときになぜかポーズを取ったり踊ってしまったりすることがありますが、あの現象に類する、それよりもっと激しい版が、あの個性的な動作なのだと考えてもいいのかもしれません。

医務室は、小さな町の診療所程度のものであまり本格的な医療施設ではありません。

ただし王都にあるような大きな医療施設や組織と連携を取っているわけではないので、アジト内の独立した医療チームとして活動するための拠点となっています。基本的には１人を相手にできる程度の規模しかなく、平時では医療チームが持ち回りで交代しつつ使っています。

一応、診察室と手術室から成り立っていて、ヴァイガルドの医療レベルでそれなりの治療を施すことができます。病床も２つ３つは確保できますが、アジト内には個室があるので必要な場合はそちらを使います。隔離処置が必要な場合は、対象をアジトから出す方針が取られます。また、リハビリを含めた長期入院が必要な場合も同様に王都などに運ばれます。どちらもメギドの力を併用できる場合にはその問題自体を解決できるため、これまでそうした処置が取られたことはありません。

医務室は、純粋に医学的な対応をするためのものです。そのため、「回復の力が使えるメギド」ではなく、「医療を学んで実践する力のあるメギド（軍団内で医療チームと呼ばれている者）」が使用する施設です。

たとえば回復力が高くとも、ヴィネやマルバスがメギドの力を使う際、部屋は関係ないので、彼女たちはこの部屋の使用を許可されません。もちろん、医療チームの筆頭であるアンドラスやバティン、ユフィールにも回復させる力は備わっているのですが、医務室自体はその力を使うための場所ではありません。非常用に携帯フォトンは置かれていますが、「医務室を使った治療」というのはメギドの力に頼っていない治療や診察ということです。

普段の医務室にはソロモンも勝手に出入りすることはできませんが、メギドの力が必要な場合でかつソロモンの手が空いている場合には、補助として呼ばれることがあります。ただし、軍団としては薬などの消費もなく、術後の消毒もいらないメギドの力による回復を多用する傾向があり、医務室で手術のようなことが行われることは滅多にありません。

アジトの多くの者は、この部屋の意味をあまり理解しておらず、「健康相談所」かなにかだと思っています。 また、医療チームは薬も管理して必要に応じて渡しています。薬は医務室で保管されていますが、大きな医療施設に比べて薬が揃っているわけではありません。大抵の場合、薬に頼らずメギドの力で解決しようとするからです。（特にアンドラス）

ちなみにここで解剖を行うことはバティン、ユフィールから強く禁止されているので、アンドラスが解剖を行う際には（作戦的に必要だったとしても）倉庫や地下など、別の場所をその都度探して行っています。

水棲系メギドがヴィータの身体になって水に入ること自体はメギドラルでも経験できることなので、そのときの印象と転生後の印象にそう大きな違いがあるわけではありません。

ただ純正メギドなら必要に応じてメギド体に戻って活動できますが、転生メギドは自由に変身できないため、特に記憶が戻っている転生メギドの場合はそのことが強い不安や不快感となって現れることになります。

水中に特化した身体に比べて、ヴィータの身体は肌が弱く感覚が敏感すぎることが不快感の原因です。水を弾く脂も鱗もなく、剥き出しの肌が水に触れてどんどん体温が奪われるのです。水の中は安全で居心地の良いテリトリーであるという記憶と、実際に身体が感じる不快感との間で感情が揺れ動き、留まりたくもあり早く出たくもあるというとても落ち着かない気持ちになります。

たとえばフォルネウスの場合、転生後に水に触れたのは記憶を取り戻す前（お風呂）でしたが、このような不快感を覚えていたため、覚醒後さらにヴィータ体というものに不自由さ、窮屈さを感じる一因になっているようです。

逆にウェパルの場合、元々が人魚のようなヴィータの特徴を備えたメギド体だったためか、違和感はあってもそれほどストレスはなかったようです。

それぞれのケースで強弱はあっても、このような複雑な気持ちというのはブエルやイポスも感じているので、水棲メギドたちだけに共通した反応なのかもしれません。

異世界メギドラルの感覚でいえば、あちらに給料という概念はありません。

そして軍団メギド７２は、メギドラルでの軍団という活動単位を模倣して作られた組織です。そのため、基本的には給料は出ないし、所属メギドたちも望んでいません。そもそもハルマゲドンのようなヴァイガルドの滅亡を防ぐ目的の戦闘集団なので、基本的にはやりたくてやってるだけという者が集まっているのです。メギドたちは、普通に生活するのに必要な資金は、軍団以外の社会で働いて報酬を得ています。

ただ、それだけでは軍団がヴァイガルドにおいてただの非合法戦闘集団になってしまうので、体裁上、メギド７２という軍団を社会的な組織にする必要があります。戦闘を好まないメギドにも、ヴァイガルド側のスタンスに立っているという立場を保証できる組織でなければならないのです。そのため、軍団全員に定期的な給料が出るわけではありませんが、軍団への貢献、または防衛活動の実績という観点からいくつかの条件で報酬が出る仕組みがあります。またそのシステムの維持を王都が資金援助しているという体で、軍団が社会的な組織であるという建前を作り上げてます。（だから理屈で言えば、王都は軍団の活動をある程度なら指示できます）

報酬で一番わかりやすいのは、ソロモン王と行動を共にし、戦闘を行ってきた者に対する戦闘報酬です。また、アイテム作成の手配や貴重品の収拾、贈与、キャラバンの護衛やアジトの環境維持などに対して、あまり多くはないですが報酬が出ます。その他、指揮チームや調査チーム、医療チームなど、軍団の維持や活動に恒常的に貢献している者には、特例として給料が出ています。

そして、戦闘チームだけではなく、メギド７２という軍団として世界を救ったと認められるような功績（例で言えばメインストーリー６章のヴァイガルド防衛戦）があった場合は、軍団員全員に対して一律、報酬が支払われます。

ちなみにソロモン王も、恒常的に軍団に貢献しているという立場なので、特別に給料をもらっている１人になります。

スイーツ好きのメギドは多いですが、やはり筆頭はダゴンでしょうか。

ただ彼女はとにかく量を食べたいタイプなので味へのこだわりは、実はそれほど強くはありません。

こだわりが強いメギドをいくつか挙げると、オリエンスは綺麗なデコレーションのケーキなどを特に好みます。

執筆の合間にスイーツを食べるのが習慣になっているフルーレティは、あまり手を汚さない、マカロンのような食べやすいものが好きなようです。

ダンタリオンはシバの女王とよくお茶をする関係で王都の洋菓子店にとても詳しく、他のスイーツ好きメギドたちのご意見番のような存在になっています。

アマゼロトも各地の洋菓子店には詳しいようですが、彼は自分のお気に入りの店を知られる事をあまり好まないのか、誰にも内緒でこっそり足しげく通っているようです。

実は、指輪の使用には呪文の詠唱を必要としません。

ソロモンはいつも気合いと願望を口にすることで、指輪を動かしています。

では、物語冒頭でウェパルが伝えた指輪の呪文はなんだったのか？ そもそも、これはシバの女王側から伝えられた情報を元にしています。ブネたち指輪捜索パーティに、発見された指輪に対して必要であると。シバの指輪にもあるものだと。そうして、神話や伝承を元に、バルバトスが発見したのがあの呪文でした。一応、どういう事態であっても活用できるよう、全員に伝えられていました。（シャックス以外はちゃんと覚えていました）

呪文を使う意味まではバルバトス以外まるで理解してなかったのですが、要するにこれは指輪保持者の「初期化」キーワードです。だから物語冒頭に使用した以降は必要なかったのです。

ソロモンの指輪やシバの指輪は代々継承されますが、使用者がその都度代わります。では指輪を譲渡した場合、中の情報はどうなるのか？という問題があります。当然、リセットしなければ情報はそのままになります。それは、指輪の召喚対象を指輪ごと貸し借りできるということなのですが、その時点の指輪保持者でなければ召喚対象は増やせません。また、代々で時間が経過した場合、召喚対象がすでに死んでいるかもしれないということもあります。

そのため指輪を継承する場合、ソロモン王でもシバの女王でも所有者情報を一度リセットして、今装着している者こそが、新たな指輪保持者だと指輪に認識させなければなりません。それを行うための操作が、呪文という形で伝えられていたのです。当然、継承された場合には以前の召喚情報はすべて消え去ります。（パイモンを譲り受けた同じ指輪でもう一度召喚したのは、それが理由です）

ちなみに、シバの指輪とソロモンの指輪では呪文が違います。（そもそも指輪が保持者として認める資格自体が違うので当然なのですが）

そしてソロモンの指輪のほうは継承者が途絶えたため、呪文の内容は失われた状態でした。しかしソロモンの指輪にはレプリカがある関係で、すべてのソロモンの指輪で呪文が統一されており、その分、継承者が途絶えても伝承など記録に残りやすかったようです。

不死者６人に聞いてみました（聞き役：ソロモン）

パイモン「いろいろあったけど、印象深いのはマーグラを激怒させたときかなぁ…。いや、なんで怒らせたのかは覚えてないんだけど、オーブンの鉄蓋を力任せにひっぺがして投げつけてきてさぁ。それに驚いて、蓋は避けたんだけど転んで頭ぶつけちまってね。それの当たり所が悪くてなぁ…。目が覚めたらわんわん泣かれててさ、いやホントあれはカッコ悪かった…」

バエル「フン、ロクな話じゃないぞ。とあるヴィータの仮親に虐待されたときだ。力を封じられたまま拷問され続けて…着の身着のままで逃げ出した。…そのとき、行き倒れてたボクを拾って匿ってくれたのが、おねーちゃんたち一家さ。ただ憂鬱なことにあの仮親、当然生きてるからな…まだボクを探してるかもしれない」

ベレト「死ぬかと思ったといえば、遺跡の奥だな。儂がメギドの記憶を取り戻したときだ！その直前くらい…いやー、あのときの状況といい、絶望感といい、あれほどのピンチはなかった。な、なにしろあのときはまだ…貴様に会う前だったからな…誰の助けもなかった」

ベリアル「…忘れもしない。転生後に初めて、追放されたアスモデウスと再会したときだ。…昔の…リングホルダーの件でな、逆切れされて…殺されかけた。我ながらよく生き延びたものだ」

バラム「死ぬかと思ったことだぁ！？軍団立ち上げてからこっち、いっつもそうじゃん！誰のせいだと思ってんだよ！？こっちは命がいくつあっても足りねぇっつんだよ！もう少し事前に交渉とか搦め手とかさぁ、悪いことも…」

アスモデウス「…そんな経験はない。貴様、「不死者」をなんだと思っているのだ。…なに、他の者にはあった？ならばなぜ、まだそいつらは生きている。その程度の危機を自慢げに語るとは、小物どもめ！」

ダムロックは社交的で、物知りで、愛情をもってソロモンを育ててきてくれた人でした。

両親と触れ合った記憶のないソロモンにとって、ダムロックは唯一の家族で最も信頼できる身近な大人だったのです。 ただ、ソロモンがパイモンに昔の話を聞いたとき、少し自分の知っている人物とは違う印象を受けたのも事実です。

ソロモンの知るダムロックは、社交的ではありましたが、そこまで明るい性格ではなかった気がするのです。むしろひどく気難しい一面がありました。 指輪を装着し続けるよう厳しく躾けたり、なにかを異様に警戒したり、必死に住む場所を変えたりしたことも何度かありました。 たしかに友人を大事にし、ソロモンに対しても極めて愛情深い人でしたが、反面家族であったはずのマーグラという祖母の名前も、両親のことも、話してくれたことは一度もありません。もちろん、大切な友人であったはずのパイモンのことも、です。

ソロモンは何度か、夜中に目が覚めたとき、ひとりで泣いているダムロックを見た記憶があるのです。それは子供だったソロモンが触れてはいけない感情である気がして、そういうときは近づかずに静かに寝たふりをしたものでした。そして一度か二度、寝たふりに失敗してソロモンの気配を悟られたとき、ダムロックが自分に向けた目には、明らかな憎悪がこもっていました。

幼いソロモンはゾッとするような目を向けられたまま、ぶるぶると震えながら夜明けを待ったものです。

ある嵐の晩、突然ダムロックはソロモンをグロル村の村長に預けて、旅立ちました。そして二度と戻ってこなかったのです。ダムロックの友人だった村長はなにか事情を聞いていたようですが、ソロモンが何度聞いてもダムロックは旅先で死んだとしか教えませんでした。まだ１０歳程度だったソロモンは、ダムロックを追うこともできずそのままグロル村の一員として暮らしていくことになったのです。

ダムロックはなにをしようとしたのか、なぜソロモンを置いて出て行ったのか。しかし詳しい事情を知る者は、ソロモンの知る限りもう誰も生きていないのです。

残念ながら特にいません。

メギド達は基本的に「他人のやり方を押し付けられる事」が嫌いです。ハックは良い指導者ではありますが、少々頭が固く自分のやり方を押し付ける傾向にあるため、周囲のメギド達にはいささか煙たがられているようです。

ソロモンの仲間達の中で、ハックのトレーニングを前向きに採用しようか検討しているのは常に鍛錬を求めているプルソンくらいでしょう。しかし、その彼でさえハックの鍛錬を受ければ「素手で戦う事」を強いられそうなので、腰が引けているのです。